大徳寺大仙院庭園にて。


ぼうずspeak:

「ええか。あれが蓬莱山や。鯉は、滝を三段上がって竜になるという伝説があるんや!

石橋の下を流れ、ほら船が浮かんでる。亀も泳いでる。これヒラメとちゃうで!」


(南側の縁側に回りこむと)

(何もない白砂の空間に盛砂が2つ)



「ほら、大海に流れ込むんや。何もない。悟りの境地や。」







枯山水の庭が好きだ。

岩組から水飛沫が起こり、砂の波にのって、滔々と流れるその先。


曼殊院の大海に浮かぶ鶴島&亀島は見事。

庭の中心点というものを、すごく意識した庭。どこから見ると収まるか?


渉成園はとろーんとした感じ。

春って気だるい。重い。梅が綺麗で庭園には梅と椿はマストだねっと思った次第。


基本的に、銀閣寺以外は、どの庭も人が少なく、ほぼ独り占め。

人がいないっていうのは、大事。


ただ、すれ違いに聞いた一言


「椿の季節はいつえ?」


の、響きは耳に残っている。とりとめのない、庭話。


<続く?>かもにゃー