予算特別委員会での審議 | 「永田町で考える地方のまちづくり 」

予算特別委員会での審議

 きょうは予算特別委員会において、水産林務部に対して20分の持ち時間で質問しました。

 まず、道産木材の利用促進について、木質バイオマスのボイラーと発電について質疑しました。木質バイオマスは、単位熱量を得るためのコストが、灯油のおよそ3分の1であり、低価格であることが示され、実際に、道内で木質バイオマスボイラーを導入した温泉施設では、年間の燃料コストが500万円削減されたとの報告もありました。
 木質バイオマス発電については、固定価格買取制度における買電単価が、発電所の規模による差異もないことから、発電施設が大型化する傾向にあることを指摘し、木質バイマスを集めるために化石燃料をたくさん使うのは本末転倒である、エネルギーの地産地消の観点から適正規模を求めるべきであることを指摘しておきました。

 また、建築材料として注目が集まっているCLT(直交集成材)について利用促進すべきであると主張したところ、まず、来年度において研究会を立ち上げ、工法やコストの研究を始める旨の答弁がありました。この点については、先日の参議院予算委員会において、太田国土交通大臣が「平成28年早期を目途にCLTによる建築物の基準を策定する」と答弁しており、道としてもそれに間に合わせて研究を加速するよう主張しました。

 また、水産関係では、コンブ漁業の振興について質問。最近コンブの水揚げ量が、往時の半分くらいに落ち込んでいることを指摘し、原因と対策について質問しました。