北朝鮮の核実験は中国との関係を悪化させる

北朝鮮は国際社会の反対を無視して
きょう午前、核実験に踏み切った。
軍事専門家は今回の実験について
設計規模には達していないと分析、
原料の濃縮技術に疑問を呈した。
しかし、前の二回の実験と比べて
規模は格段に大きくなっており、
我が国のみならず、極東の安定に取り
大きな脅威が増した事は事実である。

今後、国際社会の制裁が焦点となるが
中国の動向が当面の関心事となろう。
中国が穀物純輸入国になって数年、
先だってとうとう米の禁輸を決定。
北朝鮮に援助する物資も乏しい中で、
６ヶ国協議議長国としての体面を
こうも簡単に無視されるようでは、
中国国内に北朝鮮への援助に対して
反対する声が強まろう。
北朝鮮の穀物備蓄はほとんどない。
今年の作柄次第では、
深刻な飢餓が発生するとも言われる。
北朝鮮では一部特権階級の利権の為に
多くの民衆が振り回されている。
半島の安定化の為に、
こうした勢力と事を構えないのが
従来の国際社会の方針だったが、
これら勢力を除いた方が早期安定に
資するとの国際的理解が定着した時
王朝の崩壊が始まる。







iPhoneからの投稿