麻薬事犯は密売ルートの解明こそ主眼であれ!押尾学事件に思う。 | 「永田町で考える地方のまちづくり 」

麻薬事犯は密売ルートの解明こそ主眼であれ!押尾学事件に思う。

押尾学被告の保護責任者遺棄致死容疑事件での報道が賑やかである。保護責任を生じる事実の立証段階において、裁判員に分かりやすくと言うことであろうが、かえってマスコミを刺激した証拠説明となったようだ。そのセンセーショナルな扱いの陰で、麻薬の密売ルートの解明が進んでいるとの報道は目にしない。
話が跳躍するが、先日メキシコでは麻薬密売組織と海軍との間で銃撃戦も発生している。法制度や社会性も異なるが、わが国が麻薬に対して甘すぎると考えるのは私だけだろうか?
裁判員裁判は国民の常識を量刑に反映することもあるが、麻薬のように国民全体が密売ルートに無関心であれば、麻薬密売組織よりも保護責任者遺棄致死の芸能人の方が重罰に科せられる可能性も高い。テレビの視聴率を稼ぐためには押尾学事件の方が良いのだろうが、それは本来の保護法益の軽重を誤っていると指摘せざるを得ない。