新はこだて花卉組合に警告、公取委。全量出荷義務付けは独禁法違反。 | 「永田町で考える地方のまちづくり 」

新はこだて花卉組合に警告、公取委。全量出荷義務付けは独禁法違反。

農家が農協に作物を出荷するのは、農協には全量販売の義務があり、市場を通じて必ず現金化が図れるからだ。どんな産業でもそうだが、現金化すなわち回収なくして「業」は有り得ない。
今回新はこだて花卉組合は農家が生産したものを全量農協に出荷することを義務付けたものだが、これが、ブランド確立などの目的と見比べても過度の規制と判断されたのであろう。農協の手数料ビジネスのひどいケースでは、農家が自分で販売ルートを探してきた場合でも、農協を通したように偽装している可能性も指摘されている。農家の受け止め方も多様だが、今回の公取委の警告は重く、全国の農協の業務見直しは必至である。