今審議している子ども手当て法案は、22年度限りのもので児童手当の拡充措置に過ぎない。総予算は野党 | 「永田町で考える地方のまちづくり 」

今審議している子ども手当て法案は、22年度限りのもので児童手当の拡充措置に過ぎない。総予算は野党

子ども手当て苦汁の選択

「22年度の子ども手当は児童手当の上に拡充している形なので、児童手当と同等の仕組みにしないといけない」と、鳩山総理が述べているように、今審議している子ども手当て法案は、22年度限りのもので児童手当の拡充措置に過ぎない。総予算は野党の立場で反対したが、児童手当の拡充に賛成か反対かと問われれば、それは賛成と答える。問題は財源なのだ。与党10年の経験の中で、公明党も財源確保についてはいやというほど考えさせられた。数次にわたる児童手当の拡充もそのたびタバコ税を投入したり、厚生年金から引っ張ってきたり。その経験を踏まえて、財源確保のできない政策には反対という基本スタンスを取ってみたら、何と、与党の側が財源は確保できなくとも政策ありきのスタンスに変わっているではないか!普通は、野党が政策要求をし、与党が財源がないから反対するという構図がまるっきり逆になっている。<中略>かくして、公明党は子ども手当てに賛成する。とはいえ、来年度予算において、これを恒久化する法案を再度出すのであれば、そのときこそ、財源確保は与党の責任でお願いします。