こんな人にお勧め
・教育関係の人
・勉強、学び、遊びについて考えたい人
表紙や挿絵を見ると子供向けの内容かと思える。でも出版社は日経BPという事を考えると大人向けなんだろう。
子どもが学校に行く意味、大人になると勉強しなくなるのは何故か、能力って何、学校ってどうしてこうなってるの、普段考えることはないが問いかけられると答えられない事ばかり。
基礎の定義が分からない、という記載があり、言われてみれば説明できない・・
基礎と応用。これが基礎だと言っているだけ。なんでこれが基礎なのかと言われると、答えられない。著者がいうように、はじめは自由に遊んで慣れ親しむ。その後自分が深めたいと思った時に、自分が基礎だと思うことを徹底的にマスターするのがいいと思う。
失敗から学べる環境も大事だと言っている。失敗を恐れていると動けない。失敗してもいいと思わせてくれる環境造りは非常に貴重だ。
親鸞上人の逆説な言葉、とても素敵だと思う。宗教だと思うと敷居が高いが、嚙み砕いて貰うとスーッと入ってくる。
分厚い本だけど、読んでよかった。