こんな人にお勧め

・イギリスの経済事情を知りたい人

・人とのつながりの大切さを知らない人

 

読み進めると題名の意味が分かってくる。

もしかして著者自身の経歴も物語の中の誰かに投影されているかもと思いつつ読んでみる。

 

リスペクトって英単語の意味としては「尊敬」だと思っていた。

でも文脈から考えると尊重のように思える。日本語でもそうだけど、その単語やフレーズをどういった意味で使っているのか、認識を合わせるのってすごく大事だと思う。それをおいても「尊重」って大事だ。

 

手ごろな家賃で住宅の供給を受けるのは市民の権利、というフレーズが出てくる。

日本人の読者は違和感を覚える事を前提として解説も書いてある。

私自身もちょっと引っ掛かったが、そこをスタートにして問題提起をするといろいろな問題が浮き出てきて、間違いではないと思えた。

 

いろいろ考えさせられる本だった。