こんな人にお勧め

・前向きになりたい人

・昭和の生き方を覗き見たい人

 

大企業に勤めていた、人がサラリーマン生活を20年で辞めて書いた本。

 

天声人語や松下幸之助の言葉を彷彿させる。

仕事で生活で引退後、どのように生きていけばいいのか著者の指針を示している。

 

セミナーの受け方で面白い事を書いている。有料の時と無料の時で席の埋まり方が違うらしい。有料の時は前から、無料の時は後ろから席が埋まるそうだ。確かにそうかもしれない。無料であっても自分が聞きたくて申し込んだ場合は、前に座りたいだろう。でも会社の研修などで強制参加させられている場合は、寝ちゃうかも、中座したいかも、と思うと後ろに座ろうとする人が多いだろう。

 

1983年に刊行された本だが、生涯現役という事について書かれている。

よく考えると人生が50年で終わっていた時代には、当たり前だったかもしれない。

定年後が長いのはごく最近の話で、かつては現役のまま亡くなっていたのだろう。

 

最近読むいろんな本で見かけるが、セールスの重要性についても触れている。

作れば売れた時代は終わった、相手のニーズをくみ取れる人が、相手の問題解決できるものを売っていく時代になった、だからセールスと共に聴く力が必要になっていくといっている。

 

古い本で昭和な感じがするが、納得できることも多かった。

人生に迷いが出たら読むといいかも。