こんにちは!!


わいわいですニコ


2021年7月に

泉北ホームのプレミアムパッケージ(プラスサーモ)で契約して家づくりの真っ最中ですキラキラ








間取りの悩みは尽きませんが、このブログの本題とも言える防音についても考えていかねばなりませんニコ



音について


まず、音について話をする時『dB(デシベル)』という単位をよく聞くかと思います音符






これは音の強さを表す単位なのですが、正直分かりにくいですよねアセアセ






強さのイメージはこんな感じです



引用元

https://www.asahiglassplaza.net/knowledge/rg_knowledge/vol08/





ただ、この音の大きさと人の感じる音の大きさはまたなんですアセアセ






音には周波数(Hz、ヘルツ)があります。

簡単に言うとどれだけの速さで振動しているかを表しています。


この周波数の数値が

高い=高い音

低い=低い音

となります。







人間の耳には、この周波数によって

聞き取りやすい音と聞き取りにくい音があります。


例えば、赤ちゃんの泣き声は3000〜4000Hz程度

この周波数は人間が最も聞き取りやすい周波数となっていますガーン


赤ちゃんの異変に気づけるように進化したのですかねキラキラ









また、周波数が違うと音の響き方も違ってきます。


例えば、低音を大音量で流すと、体、部屋や置いている物が振動するのが分かるかと思います


反対に、高音は部屋の中で響いて耳がキーンとなるイメージがあるかと思います。








上記のように、音の響き方や伝わり方が異なってくるということは、防音について考える時も周波数を考慮しなければいけない!!

ということですね。







防音について


防音と聞くと

『壁に吸音材を貼り付ける』

と考える人も多いと思います。


実際、わいわいも昔はそう思っていましたアセアセ






しかし、吸音材というのは厳密には外に音が漏れないようにするものでは無いのです。







では、防音で大事なのはなにかうーん

防音で大事なことはざっくりと2つです。


・壁、天井、床を重くする

・外との隙間を無くす







 

壁、天井、床を重くする

これは、『質量則』と呼ばれるものですニコ


音が通過する物体(壁や天井)の質量が重ければ重いほど、その物体を通り過ぎる音は小さくなるというものです。



質量則は以下の式で表されます!!



TL=18log(f×M)—44
TL:透過損失(㏈)
f:周波数(Hz)
M:面密度(㎏/平米)



例えば、一般的に壁に使用されている石膏ボードで計算してみると、、、


910mm×1820mm 厚さ12.5mm

14kg程度が一般的です。


これを面密度に換算すると右矢印8.45kg/平米


仮に赤ちゃんが

3500Hzの周波数、70dBの大きさ

泣いていると仮定すると


透過損失は

36.5dB

となります。



つまり、石膏ボード1枚で

音の大きさが半分になる訳ですキラキラ



音楽室や完全防音室がコンクリートで覆われていることが多いのはこれが理由ですねルンルン







この質量則の式を見ると周波数が透過損失に影響することが分かりますね。


仮に同じ計算を周波数100Hzで行うと

透過損失は8.7dBとなります。


つまり、壁を重くしても低音は塞ぎにくいことが分かります。








防音において周波数を考慮しなければいけない点がまさにここですねアセアセ


また、質量則だけで防音が上手くいくわけではありません!!

あくまで指標として求めるものになるので、その他の防音対策も必須になってきますタラー





 

外との隙間をなくす

これはそのままですねニコ

隙間があると音はどんどん漏れていきますアセアセ




まずはこちらを見てください。

箱の中に騒音源を入れて、すきまがどれだけ防音に影響するか実験したものです。







こちらが完全に蓋をした状態






次に、全開口の3%開けた状態






最後に完全に蓋を開けた状態


引用元

防音防振ネット







なんと、3%開けただけで

ほとんど防音性能がなくなっていますアセアセ








この結果を見て分かる通り、たくさんのお金をかけて、遮音材、吸音材、質量追加を行っても隙間ひとつで意味がなくなります







家庭で隙間をなくす方法としてよく出てくるのが

隙間テープですねにやり


上矢印こんなやつです!!


簡易に隙間をなくすにはこういったテープも有効になってきます!!







長くなりましたが、防音と言っても

音の高さで効果が違ってきたり、隙間が命取りになったりと一筋縄ではいきませんアセアセ


プロに任せれば間違いないのですが、やはり金額面でしんどくなってきますアセアセ


できる限り自分で勉強して防音室を作り上げていきたいと考えていますキラキラ





次回の防音記事では、住宅における防音について書いてみようと思いますルンルン