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30代か40代始めの頃に、
母から何気に言われた言葉
「あんたは社会不適格者や」
ググってみると
「社会的に適応できない人」
なんて説明が出てきました。
その時の私は、
こらえきれないような怒りと絶望のような気持ちで
いっぱいになりました。
なぜそう言われたのか、
考えられることとして
・何度か転職していた
・最終的には会社員をやめて自営業でヨガやアーユルヴェーダの仕事をし始めた
・49歳まで未婚
・子供もいない
自分のことを一番身近でみてくれている母親から
グサグサ突き刺すような
ひどい言葉をもらったと
心底腹が立ち、
絶対にこの言葉を私は許さない！
とその時思いました。
思い出すだけでも、
何年も、きっと10年以上
ずーっと腹が立ち、許せない気持ちは消えないままでした。
そんなにも私をズタズタに傷つけた言葉だったのに
ここ1-2年くらい
すっかりそのことに腹が立たなくなっていました。
なんなら、母のように
サラリーマンとして同じ仕事を何十年も
続けることが出来ない私にとって
（だいたい3年くらいで仕事内容を覚えて一通りのことをこなせるようになると飽きてしまいます）
その言葉は、別にもらって当然というか
言われてフツーの言葉、
なんなら、いわゆる一般的な生き方をしていないという
褒め言葉として
受け取ることもできるかもしれない
くらいに、今は思っています。
母親はきっと自分の思うように生きてくれない私に
苛立っていたでしょう
一般的に普通に会社員をして
きっと20代か30代で結婚して
子供を産んで
という人生を生きてくれると信じ、願っていたでしょうから。
でも、私は母が思うような人生を
歩けない
歩かない
と決めて
会社員をやめて
ヨガやアーユルヴェーダの仕事をして
収入は不安定で
母からみれば
まったく社会に適合していない人生を生きていると思ったのでしょう
母のモノサシで見ればその通りです
でも、私の人生は私のモノサシで測ればいいし
母のモノサシに合わせる必要はない
ごめんね、お母さん、
私はお母さんの思うような生き方は出来ません
これが私の選んだ生き方なんだよ
今ならそう言える
強くて怖かった母も
今は80代半ばになり
あの頃に比べると
だいぶ年をとり弱くなった印象です。
今さら話を蒸し返して
議論するわけでもなく
そもそも持っているモノサシが違うんだから
しかたがないこと
そして、それが分かると
自然と私のなかの怒りもなくなっていた
自分の内側が変わると
過去も変わる
と思えた私のお話
私の当たり前は、相手にとっても当たり前ではないんだね
だから、自分の当たり前を相手に押しつけてはいけないし
なんでわかってくれないの！
とイライラしても仕方がないこと
10年以上苦しんできたことだけど
気づくとどうでもいいことでした
不思議なもんです。
昨日は猛暑のなか、旦那さんと稲の育苗の時に使っていたシートを
ようやく干しました。
気づいたら泥だらけ。汗まみれ。
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