本日は、令和四年九月二十三日(旧暦八月二十八日)秋分の日です。秋彼岸の中日です。

先祖を思う日です。私もそうですが、先祖のいない人などはいないのですから、全ての人には

平等に先祖がいます。その先祖がどのような人であったかに関わらず、先祖なくして今日の私

達はないのです。今、生存している事に少しでも「ありがたい。」という気持ちがあるのならば、

迷わず先祖に感謝するべきであると思います。私も満年齢58歳になり、かなり疲れてきては

いますが、この歳になるまで生かされてきた事には素直に感謝したいと思うのです。例えば、

思い出されるのが、ある特攻隊員の遺言書です。本当はもっとたくさんいろいろなことがした

かったという内容のものであったと思います。そういう場合でなくとも、何らかの理由で若くして

命が尽きた人達の事を想う時、生かされている命、やはり、あまり粗末にしてはいけないので

はないかと感じるのです。こんな歳のオヤジでもそう思うのですから、若い人であればもっとな

おさらではないかと考えています。よほど悪い事でなければ、その場・その時、出来る限りの

事は、全力を尽くしてみる。それでダメなら次を望んでみる。諦めないで、そこは少し往生際

わるくみえるかもしれないけれど、「花はその散り際が美しい。」などとはきどらないで、正直に

生きてみるのも悪くはない。