オトナのための性教育。ヴァギナやセックスのあれこれわかるPussypedia | 飯島 愛ちんのガッタス・オスピタル

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オトナのための性教育。ヴァギナやセックスのあれこれわかるPussypedia

 

 

日本を始め、世界中でなんとなくタブー視されがちな性教育。

そのなかでも、女性のシンボルであるヴァギナについて、大人になったいまでもよく理解していないことって意外と多い。

なかなかオープンに話題にできなかったり、インターネットで調べてみても、信頼できるサイトが見つからなかったり...。

そんな息苦しい状況を打破するべく、3人の女性が立ち上げたヴァギナ専用の「Wikipedia」、その名も「Pussypedia(プッシーペディア)」なるものが、現在急ピッチで開発されています。

ヴァギナや生理、セックスについてキュートなイラストとともに解説

 

メキシコに拠点を置く女性ジャーナリストのZoe Mendelson(ゾーイ・メンデルソン)が、医学生のJackie Jahn(ジャッキー・ジャン)、アーティストのMaria Conejo(マリア・コネジョ)と一緒に立ち上げた「Pussypedia」。

 

「ヴァギナの正確な位置ってどこ?」「生理のとき、どこから血が流れてくるの?」「オーガニズムのメカニズムって?」など、ヴァギナを始め、ヴァギナと深く関係している生理やセックスに関するさまざまな疑問が、キュートなイラストとともにわかりやすく解説されているのです。

 

とくに3Dアートを使ったヴァギナの立体図には感動!

「ヴァギナってじつはすごく複雑な作りなんだ...」ということを改めて認識させてくれます。

ティーンから大人まで楽しめる、すべての女子のバイブル

 

ヴァギナについて発言するとき、いまだに多くの「恥ずかしさ」を感じてしまうっていうのは、本当に馬鹿げたことだと思うわ。こんな重苦しい現状を変えて、もっとヴァギナについてオープンに明るく話せるようにしていきたいの。

と、「Pussypedia」に込められた思いを語るゾーイ。

ピンクを基調にデザインされたウェブサイトはとてもファッショナブルで、思わず誰かにシェアしたくなります。

また、ジャッキーは、

学生のころに性教育を受けたときは、避妊や性病のことばかりが中心で「セックスの楽しみかた」についての知識なんて習わなかったわ。いまでも「女性にとってセックスは危険なもので、気持ちよくなるためのものじゃない」って教えられているのよ。

とコメント。

 

子どもを作るだけでなく、男女が快感を得ることだってセックスの大事な役割。

ヴァギナのメカニズムだけにとどまらず、セックスを楽しむ方法までカバーしてくれている「Pussypedia」は、ティーンから大人まで、すべての女子にとって欠かせないバイブル的存在となりそうです。

女子が恥ずかしさや気まずさを感じることなく、気軽にヴァギナやセックスについての知識が学べるサイト「Pussypedia」。

こういうポジティヴな流れ、女子はずっと待ってた! 本格的にローンチされるのが、いまからすごく楽しみです。

 

正しいヴァギナなんてないよ。女子の多様性を貝やグレープフルーツで表現する

 

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ヴァギナについて、もっと堂々と話したい!

そんな女子の気持ちを代弁してくれるようなインパクト抜群のコマーシャルが、いま話題となっています。

これぞ2018年版、女子の多様性を訴えるメッセージビデオ

生理用品のブランドである「Libresse」が、スウェーデンとデンマークでリリースしたのは、ヴァギナの多様性を訴えるイメージビデオ「Viva La Vulva(ヴィバ・ラ・ヴルバ)」

2018年後半になっても、いまだにはびこるヴァギナへの偏見やステレオタイプな考えかた。

それらを打ちのめすべく、奇想天外なアイデアが詰まったこのビデオには、貝やグレープフルーツ、がま口財布、カップケーキやオイスターなどが、「女性のヴァギナの象徴」として登場。

「いろいろな形やサイズ、色のヴァギナがあって当たり前。その多様性こそが美しい」と力強く語っています。

トランスジェンダーなどの実情もしっかりカヴァー

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印象に残ったのは、おばあさんが刺繍しているヴァギナが歌い出すシーン。それから女の子がベッドの上で鏡を使いながら、こっそり自分のアソコをチェックするシーンにもドキリ…。

また、ヴァギナを持たない女の子の風貌の人形を登場させ、「(トランスジェンダーなど)すべての女子がヴァギナを持っているわけじゃない」という実情をきちんと描いていて、なんだか感動しました。

44%の女子が、自分のアソコに自信が持てないでいる…

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近年海外で増加している、ヴァギナの形やサイズを整えるための整形手術

「Libresse」が独自におこなった調査によれば、およそ44%の女子が自分のヴァギナの形や色、サイズとニオイに自信を持てないでいることが判明しました。

さらに68%の女子にいたっては、自分のアソコがどのような仕組みになっているのかを理解していないのだそう。

そういえば子どものときに、学校でさらりと性教育を受けたけれど、ヴァギナについて知っておくべき大事なことはそのままスキップされていたかも…。

きちんとした情報や知識がないからこそ、変にコソコソしてしまい、「自分のヴァギナなんて醜い!」と思い込んでしまうのもなんだか納得です。

ヴァギナについて恥ずかしがっている場合じゃない。もっとオープンに話そうと訴える今回のキャンペーンビデオ。

その名の通り、まさにヴァギナの多様性をお祝いしていて、なんだかすごく良い感じ!