安室奈美恵さんの楽曲が2023年11月16日(木)頃からサブスクでは聴けなくなり、You Tubeなどでは動画を視聴することもできなくなったとネット記事になっていました。

 

その後ネット記事では契約見直しや重複した楽曲の整理という情報が掲載されていましたが、テレビの情報番組では詳細が不明で今後また配信されるようになるかは分からないと説明をされていましたし、配信で聴けなくなったことから週末にかけて安室奈美恵さんのCDがかなり売れたようですね。

 

サブスクやYou Tubeをはじめ、公式の楽曲やPVなどでも、今回の安室奈美恵さんのように契約問題などの理由で削除されてしまえば見聞きすることができなくなります。

 

サブスクリプションはあくまで定額を支払うことで聴き放題になるサービスですし、You Tubeも基本的には無料で視聴できるサービスですからね。

 

いつでも好きな楽曲を聴いたり映画やPV、コンサート映像を観たかったら、音楽や映像のデータをインターネットで購入してダウンロード保存するとか、CDやDVD、Blu-rayなどを購入して所有する方がやっぱりいいのかなと考える人も多かったのではないでしょうか。

 

ただ、楽曲をダウンロード購入した場合でも、購入したサイトがサービス終了したり、配信が停止された後にスマホなどを買い替えた場合には再ダウンロードはできませんから、購入する場合はその辺りも見極めないと後から購入したけどサービス終了してスマホ買い換えたら聴けなくなった、なんてことになる場合もあり得ます。

 

これ実は漫画や小説、雑誌などの電子書籍と紙媒体も基本的には同じなんです。

 

意外と知らない人も多いのですが、電子書籍って紙の媒体(紙の本)と価格はほぼ同じ。

 

コミック本など紙媒体を購入して本棚にでも並べておけば、特殊なことがない限り子供の頃に買った本は、捨てたり捨てられてなければ大人になってもまだ普通に読むことができますよね。

 

しかし、電子書籍の場合は「閲覧権(読むだけの権利)」を購入している契約なんですよ。

 

だから電子書籍はお金を支払って本を購入したと思っていても、所有できておらず、本屋で例えれば「立ち読みする権利を購入」しただけなんです。

 

音楽をダウンロード購入した場合も基本的には同じですから、電子書籍を楽曲と置き換えて読んでいただいくと、楽曲を購入した場合、こういう不測の事態もあり得ますよということになります。

 

電子書籍を購入したら、サイトのIDで購入履歴が管理されてますから、スマホでも読めるしスマホを複数持っていたり買い換えてもダウンロードして読むことはできますし、勿論タブレット、パソコンなどでも読むことができるは「読む権利」だけを購入しているからなんです。

 

この電子書籍を購入したサイトがサービス終了した場合、スマホ本体などにダウンロード保存していれば読むことはできますが、サービス終了するとIDも無効になってしまうので、買い替えたりした場合にはもうダウンロードできません。

 

電子書籍を購入したサイトがサービス終了する時に、他の事業者が引き受けてくれれば大丈夫ですけどね。

 

大手の知名度があるサービスだった場合には、他の事業者が引き継いでくれる場合もあるし、購入代金をポイントなどで還元してくれる場合なども過去にはあったようですから、その辺りまで見極めて電子データは購入しないといけない気がします。

 

電子書籍だとローソンやTSUTAYA、ヤマダ電機などの日本の大手企業、さらにはマイクロソフト社まで電子書籍サービスを終了してますからね。

 

ホント、どこの企業のサービスと契約するか、データをダウンロード購入するか否かは真剣に見極めないと、ポイント還元などに惹かれてアレコレ買っていると、数年後にサービス終了してそれまで支払った分が消えてしまうなんてこともあり得えるというのは怖いですよねぇ。

 

そんな私は電子書籍に関しては「Kindol(Amazon)」と「楽天Kobo(楽天)」を利用していますが、ポイント還元率の良さから「Doly(ヨドバシカメラ)」の電子書籍も利用しようか悩んでいる今日この頃。

 

けど、コミック本や小説などに関しては必ず紙媒体で購入するので、ほぼ同じ額を支払って電子書籍を買うのは毎回躊躇してしまいます。

 

音楽は例えばCDアルバムだったら、好きな楽曲だけ等分されたような価格でダウンロード購入できるし、漫画でもたまに数話分だけを購入できたりするのもあるみたいなんですけどね。

 

個人的には雑誌とかに掲載されていたものの、単行本化するほどのボリュームにならず終了したコラムとか、単行本化しない雑誌の企画や特集だけとか、もう手に入りにくいバックナンバーを電子書籍で販売するとか、雑誌を細分化して電子書籍で売るとかしてくれれば買いやすいのになって思うことがしばしばあります。

 

以前そんな感じである漫画家さんが雑誌に不定期に何かのイベントに参加した時に掲載される体験記みたいな漫画があって、その漫画の単行本を探したらebookとかで無料で読めたのですが、先日久しぶりに読みたくなって検索したらヒットしなかったんですよね。

 

他の電子書籍サイトもチェックしたところ、すべての電子書籍サービスで販売終了となっていて、もう読めなくなってました。

 

どうやら数ヵ月前に販売終了となったようで、気が付くのが遅かったみたいです。

 

これ電子書籍として購入していて、さらにダウンロードしていればダウンロード済みのスマホやタブレットでは読めたでしょうけど、今後買い換えた場合、新しいスマホやタブレットなどでは再ダウンロードできないから読めないってコトだった訳です。

 

CDがあればiTunesなどでデジタルデータにできて、複数のデジタル端末で所有できるように、書籍だったら紙媒体を購入、電子書籍だったらダウンロード購入すれば、多くのビューアーで読めるPDFとかももらえればデジタル端末を買い替えても読めるので嬉しいのですが、そうなると違法サイトにアップロードとかダウンロードされるとか問題もあるのかな。

 

まぁけど、電子書籍にしてもデジタル音源にしてもサービス終了や販売終了はやめてほしいなぁ。