BGT「ブリテンズ・ゴット・タレント」に日本人として初めて決勝まで進出した、「TONIKAKU(トニー)」こと、とにかく明るい安村さん。

 

とにかく明るい安村さんがネタをした後に「安心してください。穿いてますよ」を英語で「Don't worry, I'm Wearing!」と言うと、審査員の方をはじめ観客の皆さんが「Pants!(パンツ)」と返してましたよね。

 

最初、その反応の仕方が意味不明だったのですが、「I'm Wearing!」を「私が穿いているのは?」と安村さんが自信満々で審査員や観客に問い掛けていて、パンツを指差ししているから返答しないといけないと受け取られているのかと理解しました。

 

日本人はネタの流れでパンツを穿いていないように見えても「穿いてますよ」と言う省略されたニュアンスで伝わりますが、「Wearing Pants」と言わずに「wearing」までしか言わないから「pants」と返されているのかなと思っていたのですが、「wear」が他動詞なので、自然発生的に「pants」と答えるやり取りになったらしいですね。

 

「I'm Wearing!」に「Pant!」と返すやり取りが自然発生的に生まれたのは、言葉の感覚の違いだけだとしたら、面白いし、芸人として持ってますよねぇ。

 

ネタもかなりショー化されていて、豪華さもあって面白かったです。

 

BGTの決勝にワイルドカードして出場して、BGT公式のYou Tube動画を観ましたが、あれだけ審査員や会場が盛り上がって、ネタを終えた後はスタンディングオベーションでしたけど、あれで優勝できないんだと思ったのですが、どうやらBGTの優勝者はイギリス王室にパフォーマンスを披露することが伝統の番組なのだそう。

 

裸芸ということで賛否両論もあったようですし、チャールズ三世の前であのネタは披露しにくいから優勝できなかったのかなとちょっと思ってしまいました。

 

ちなみに優勝者はViggo Venn(ヴィゴ・ヴェン)さんという盛り上げ上手で芸達者な方でした。