あの日のこと | 福島県須賀川市 ピアノ教室&エレクトーン教室&英語ピアノ教室 ひまわり音楽教室

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ピアノ教室を始めて37年、現在は講師5人の教室です。基礎を楽しくしっかり身につけて、やがて校歌や合唱の伴奏で活躍する子がたくさん育っています。ピアノで自信がつくと何事にも積極的になり、その後の人生がどんどんいい方に変わって行きますよ!

須賀川のピアノ&エレクトーン教室、ひまわり音楽教室です(^o^)/



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またこの日がやって来ました



日本にとって、東北にとって



福島にとって、そして自分にとって



忘れようにも忘れられない3.11



8年経ちました…





あの恐ろしい津波の映像をテレビで観て



療養中だった主人と、そして娘達と会話を交わし



もっと生きてくれるはずだった主人が



急ぎ足で逝ってしまい



あの時の光景が今も目に焼き付いて離れない



3.11はそんな日です



8年経って…ようやく主人のことをブログに書ける気がします



どんなに楽しいことを経験しても



どんなにバカ笑いしても



一生懸命に生きた主人のことは



ずっと書くことができなかった…



大腸ガンでした



あの日…



足元からひっくり返るような揺れと共に



新築三年目の家の瓦がドカドカと落ち



雨漏りして家の中のあちこちにバケツがあせるあせる



家の中はめちゃめちゃ、何十キロもある玄関ドアやサッシが外れ



ブルーシートで外気を防ぐ、そんな状態でした



建設会社にお願いしても「順番に行きますので」…と一向に来てくれず




主人は抗がん剤で弱った身体にムチ打ち



買ってきた土のう袋と石を背負い



凍える寒さの中ハシゴをかけて屋根に上がりました



何度も何度も、ヨロヨロとしながら肩で息をしながら



私ももちろん何度も何度も



2日かけて二人で何十袋と上げました



寒いとか重いとか疲れたとか言ってられなかった



屋根の上は寒くて怖くて



滑らないように、這うようにして



とにかく必死で、ブルーシートをかけ土のう袋で固定して



雨漏りは防げたけど



次の日から主人は起き上がれなくなり



ご飯も食べられなくなりました



最後の力を振り絞って家を…私達を守ってくれた主人は



その二ヶ月後に静かに逝きました



津波で犠牲となった数多くの方々、そのご家族にとってはもちろん



私にとってもあの震災の日は



特別な意味を持つ日なのです



8年経ってやっと少しは前を向けたということなんでしょうか



人の死に直面すると



他のどんなこともちっぽけに思えます




「そんなこと、どうってことない」…人の死に比べたら…



「何とかなる、どうにかなる」





あれからの私はこれに尽きます



だからどんなことにも腹も立たないし



大きな気持ちでいられます



やがて天国で主人に会った時に



「今までよく頑張ったな」



と言ってもらえる生き方をする、と心に決めています



3.11は



犠牲になった多くの方と主人に手を合わせ



生かされていることに感謝をする



大切な日です