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突然発表された

鈴木おさむさんの【もう明日が待っている】

 

 

これまで掲載された文藝春秋プラス書き下ろしも加えての1冊

 

これまでも全てではありませんが掲載された作品を読みました

どちらも小説であると意識して

 

今回もこれは小説だと思って読みました

いつもどんな時も 本人の言葉が一番

その他は 別物だと思っています

悪い内容だけそう思うのも違うと思うので

そのように自分のルールにしています

 

読まない選択肢もあったけど

先日のななにー地下ABEMAを観て

3人にとっての おさむさんという存在がどれほどのものなのか伝わりました

なくてはならない仕事の仲間

その方が書いた物語

読もうと決めました

 

以下 多少のネタバレもありますのでネタバレ避けたい方はご注意ください

 

まず表紙

コレを見てスマスマ最終回に映った

5色の花を思い出しました

そして裏表紙

花弁が散って落ちるのではなく 舞い上がってる

重なる3色とそれぞれの2色

表紙と裏 これだけで表現できています

 

スピンの色がシルバーなんですが

何か意味があるか分からないけど

自分は見た瞬間 FIVE RESPECTの衣装を思い出しました

あのナイロンっぽいやつ

FIVE RESPECTといえば 赤い衣装が好きなんですけど

 

全9章

内4章は掲載されたものに加筆修正されています

タイトルは1つを除いて SMAPの歌の歌詞から

この中にFIVE RESPECTもあるから スピンの色を繋げたのかもです

 

SMAPといえばで振り返るとパッと頭に浮かぶ出来事に触れられています

だから観たことのある映像も多い

そういう場面は 脳内で映像が簡単に流れます

そしてテレビで映ることのない場面も 頭の中で映像が流れます

言葉が具体的

 

だから読んでいて最初は楽しい

そうそうこれこれという気持ち

分かってはいるけど 辛い場面もあります

読みながらSMAPの歴史を一気に振り返る感じ

 

これはSMAP5人 そして6人だけの物語ではない

おさむさん目線で話が進むのでおさむさん

そしてスタッフの方々

中でも飯島さんはメインレベル

一番 名前が出ているかもしれない

 

【もう明日が待っている】を読みながら

もしくは これまでの連載時に読んでも

驚くほど そうだったんだ

と思うことはなくて

もちろん 知らないこともいくつもあるし

細かい会話とかは なるほどと(あくまで小説だけど)思いながら

SMAPなら 彼らならそうだろうな

という想像の答え合わせの様な感じ

特に木村くんの結婚のお話とか

 

その中で 自分の中でスマスマがちょっと難しいなというか

好みじゃないなという頃が暫くありました

読みながらきっとこれがその頃なんだろうなと

ななにー地下ABEMA の色んな方に観てほしい感の今の内容

自分は好みにあってて

でもあの頃の スマスマは残念ながら自分の好みじゃなくて

申し訳ないなと思っていました

ファン以外の人にも観てもらわないととは 分かっていたけど

あの頃のスマスマが ゲストに頼っていたという内容を読み

ちょっと納得

ななにー地下ABEMAは 尖った企画だけどゲストに頼ってはないかなと

 

その後 5人旅があって

5人旅のそもそものきっかけを読み

大納得

そこ発信でも すぐやりましょう にならないんだと思いながら

最終的にはいい形で番組は作られたんだなと

番組作りのことは分からないけど

色んな方の思いもあるし数字も大事なんだなと

すでにいくつかの章を雑誌で読んでいるため

5人旅の部分が 一番新鮮な気持ちで読めました

発案から実際のロケ中のちょっとした裏側

ここは あまり自分でも想像したことのなかったところなので

 

 

20160118

この章はだけは 歌詞とは違うタイトル

雑誌の時も読みましたが

やはりここは苦しい

なんで どうして?

の気持ちがぐるぐると

 

あの生放送を観ているから

やっぱり黒いスーツを着た5人の観たことのない

そして観たくなかった映像が頭に流れます

小説に入り込んでいるので 飯島さんはどうするんだろう

と思っていたら もういらっしゃいませんでした

そうだった と残念な気持ちになりました

おさむさん目線で進む物語に何度も登場する飯島さん

だからここでも と思ってしまって・・・

物語の世界にすっかり没入しておりました

 

現実の世界でも まだおられたら違ったのかもしれない

たらればですが

何か1つでも違ったら

今は違う あの頃の未来だったのかなと

 

勝手な感じ方かもだけど 雑誌で読んだ時はこのお話だけだから感じなかったけど

こうして1冊になると 20160118だけは

ん?

と何か引っかかりを感じて

気のせいなのか 諸々のフィルターを自分がかけてしまっているのか

他の章はわりと赤裸々感があって

ここまで書くんだと

他が100なら 70 80なのかなと

それが精一杯に感じて

あの日を扱うこと自体がもしかしたら 他の章とは比べ物にならないものということはあるかもしれない

 

スマスマのスタッフの方の名前も複数出てきます

その中で 先日亡くなられた黒木さんの名前をもじった方も登場されます

亡くなられたこと

慎吾くんの質問のことや 色々とご相談にのられていたことを知り

初めて20160118を読んだ時よりもより

スタッフの方たちの存在を意識して読みました

おさむさんもそうですが スタッフの方たちがSMAPを支えていたんだなと思います

 

個人的に嬉しかったのは

最初から最後まで6人を感じた事

もちろんSMAPは5人時代が多いけど

どうしても6人なのに5人みたいな感じの扱いを受けた時期も多くて

6人として書いてくれていることが嬉しい

19960527など もちろん森くんがSMAPに在籍しているところは当然ながら

そうではない時にも触れてくれている

離れていても メンバーそれぞれ気持ちが繋がっていることは

森くんのヘルメットだったり

日本選手権 優勝や

大怪我からの復帰レース後のSNSの投稿などで感じているけど

この物語にも入っていることが 嬉しくて・・・

 

 

この作品は ファンの数だけ様々な思いや考え方があると思います

それはこの作品に限ったことではなく

これまでもこれからも

全体的なこと

1つ1つの5人、6人の活動や発言など

こんなにも沢山のファンがいるのだから当たり前だと思います

 

この小説についても偏ってはいけないと思い

複数の方のSNSの言葉を読みました

こういう考え方もあるよなと思います

なるべく否定はしたくない

ただ 言葉遣いが悪い方は違うなと思うけど

そこはまた 別の話

 

私も おさむさんの発言全てに共感しているわけではありません

それは好きな人たちに対しても 時には

昔からあります

内容とか 言葉の選択とか

自分も間違ったことはするし 人にどうなんそれ

と思われることもあると思います

 

うまく表現できないけど

世の中 0か100ではないと思っているので

 

色んな意見があるけど

私は 小説として鈴木おさむさんが形に残してくださったこと

おさむさんにしかできないことをされたと思います

きっと他にこのようなものを発表される方はいないかと

 

この作品は小説です

でもネットニュースと同じで真実だと思う方もおられるでしょう

特にファン以外の方で ネットニュースを信じるなら 

この小説を読んでいただきたい

好き勝手書かれて不仲を信じるなら この小説を・・・

 

ただやっぱり私は 本人たちの口から真実を聞きたかったと思ってしまう

だって本人たちの言葉が全てだから

そこをされないのはもう分かっているし

それでもファンを続けていくと決めているけど

ここなんだよな

とは何かあると最後に思います

言わないから あれこれね・・・

そして それが5人らしいなとも思ってしまう自分もいます

 

メンバーもそしてこれだけ名前の登場する飯島さんも

全くなしなら この作品は世に出ていないのかと

そう思うと これも1つの精一杯の作戦だとしたら?

いやいや ちょっと考えすぎかな?

 

自分が想像する以上に

芸能界やテレビの世界というのは魑魅魍魎が跋扈しているのでしょうか

あの時は どうにもならなかったんだろうなと

その中でできる選択をされたのだと

ぐるぐる考えて 自分なりに着地します

 

でもちょっと考えます

全てを明らかにしないからこそ 未来があるのではないかとも

【もう明日が待っている】

もう に行くにはずいぶん時間がかかりそうですが

そんな風に最後は思ってしまいました

 

あれからも これからも6人の活躍を見守っていきます

何をどうやっても自分の中では一生離れられない存在になっています

 

これからどんな時間を過ごされていくのか

見守り続けます

2016年から2017年の

これでもかというぐらい ぐっちゃぐちゃに踏みつけられた彼らとは表情が違います

あんな表情はもう見たくないし あんな時期はもうないでしょう

後は上るだけ

ファンとしても楽しい時間が多いです

 

本音をいえば グループ名も持ち歌もなくていいから

5人で一緒に何とかならないの?

という気持ちがずっとあります

 

だけどあの5人ですから

これまでも常に想像を超えてきた人たち

きっと私が想像することなんて あまりにもちっぽけなはず

 

いつも思っています

6人の壮大な物語を常に読み続けていると

想像を超えた未来をお待ちしています

もちろん今の1人1人の活躍を全力で応援しながら