9月25日の公開を前に発売された 小説【ミッドナイトスワン】

 

発売日から二日後に届いて仕事が休みだったので 一気読みしました

なるべくネタバレしないように感想を残したいと思いますが 何も知りたくない方は ココマデ

 

主人公の凪沙と姪っ子の一果の物語・・・

 

まず 表紙がいい

物語の中でも印象的な 

そして ポイントとなるシーン

 

凪沙のこれまでと一果のこれまでが交わって その先へ繋がる様な場面


たまごから孵化した一果を見つめる凪沙 にも見えます


凪沙のこの表情

一果のただ 純粋に子供として無邪気に楽しい時間を過ごしてきたわけではない 大人びた表情

凪沙が一果を色んな意味で大きく 包み込もうとしていることが伝わります

 

正直 思っていた方向へ単純に進んでくれる物語ではなかったです

自分は

だから 心にずしんときた

どんどん深く海へ沈むような 

読みながら 進む方向に気持ちが追いついていかず一生懸命追いつこうとして もがくように手をバタつかせていたのかもしれない

ノンストップで読んだので 途中から涙も止まらなくて 疲労を感じるほどでした

 

凪沙の生活 最初はたんたんと

もちろん賑やかで華やかな部分もあるけど それは一時で

生活そのものを見れば 静かなもの

目標のために 地味な暮らしをされていた

それが途中から 凪沙自身や 周りの人にたたみ掛けるように色んなことが起きるので

物語だから当たり前なんだけど それでもストップかけたいぐらい

ゆっくり凪沙を堪能ではなく 凪沙の熱い思いを途中から苦しくなるぐらい 感じました

 

一果には試練が多くて・・・

まだ中学生なのに その前からだけど 

無に近い状態から 光を見つけて そこに手を差し伸べてくれた凪沙や 周りの人たち

一果にはあまりにも試練が多いように思えた

少しでもその試練を助けてあげたくなるほど

5年後 10年後

一果がどのような大人になっているのか 想像してしまいます

 

色んな登場人物が出てくるけど 基本 優しい人が多い

優しい人が多いから 凪沙のお母さんと一果のお母さんが・・・

二人には二人の考えや言い分があるけど 怒鳴り込みに行きたい気分です

 

読みながら 読んだ後も

凪沙と一果を助けたくなりました

自分にできることが何かあれば・・・

 

そんな二人にももちろん 手を差し伸べてる方はいます

凪沙の同僚の瑞貴

凪沙のお店のママ

一果のバレエの先生

一果の友達のりん

 

個性的な登場人物が多いけど それぞれに心に色んなものを抱えてて

そこから飛び立とうとしている のが伝わります

 

文章だと 心の声も聞こえるのがいい

でも ここは映像で見たいな

という場面もいくつもあります

逆に 映像で見たらもっと泣いてしまうし辛くなりそうな場面も

 

ネタバレしないと思うと 感想が難しいけど この映画が楽しみです


剛くん 凄い役をされたな と思います

大変だったと思います

静と動

月と太陽

のような 凪沙の中の静かに眠らせている気持ちと 熱く弾けるような気持ちが 場面場面であるので

 

勝手に 凪沙の剛くんを頭の中で動かしているけど 本物をスクリーンで見たいです

見届けたいです


凪沙に感情移入して

だーだー泣いて

映画も同じように それ以上にだと思います


すでに思い出しては何度も泣きそうになってます

 

凪沙や一果は広島出身の役

小説の中にも広島弁が出てきました

文字にすると ほんのちょっと違和感があるかも?

自分でより自然な広島弁に直して 再生してました

剛くんの広島弁が聞けたら嬉しいです

 

小説 重版かかったようで!

すごいですね

嬉しいですね

映画 1人でも多くの方に見ていただきたい作品です

これは すごい映画になるんじゃないかな

 

いよいよ 近づいていますね

一日で 3作品

他の劇場はどうか見ていないですが こちらの地域の映画館は

半世界→凪待ち→台風家族

が 30分のインターバルで公開でした