2018年7月29日の日記

 

一部マニアには伝説だった西野バレエ団ではございません(~_~;)。皆様ありがとう~♪まあ幾つになってもGoGoガールは憧れのお姉さまな存在。さっき西野バレエ団を検索して驚くべき事実だらけでネット社会万歳なのだ。西野バレエ団は由美かおる金井克子奈美悦子以外に四角佳子(元よしだたくろう妻)や麻田ルミ(おさな妻)も居たとは!

 

妻妻シリーズじゃないけどドラマ『ありがとう』もチータあらたが結婚するのだ。『ありがとう』はセットの小物もさることながら人々の考え方とか時代を表していて今だったら実況大炎上なテーマ続出なのだ。ということは裏を返せば今現在「わたしはただしい!」と主張していることは時代が経つと真逆になるとな。半周経って赤面時代に突入や!

 

さて先ほど麻田ルミを画像検索したらコーイさんこと三島由紀夫の有名な白黒写真もありました(気弱な人は見ない方がよろし)。なんで?まあ三島に惚れたのはくっそ生意気思春期。高校のゴミ捨て場に古い美術手帖がいっぱいあって所属していた美術部の面々を呼んでゴミ漁りしてた時に遭遇。この時初めて三島をまとめた評論雑誌を読む。でも本格的に読みだしたのは19歳ごろだな~。

 

本名平岡公威。コーイさんについてはブログにちょっと書きましたがね。あれは反骨精神あったかも。コーイさんの好みの女性は勝気な日本女性らしいので(ホンマ?w)。まあ文学史上いちおうゲ○にしておかないといけないらしい…の噂。

 

どうせこの日記読む人数名なのでまあいっかと暴露人生バクチ人生。ワタクシのリリス師匠の師匠は作家の佐藤春夫でしてね。実はコーイさんも佐藤の所に弟子入りしてたんですよ僅かの期間。でも何かあったのか気まぐれか(その後の人生を察してか)佐藤から直ぐ川端康成の所へ行ってしまったんですね。佐藤の弟子のままで居たらあんな結末には…。

 

たった一度だけこの件についてリリス師匠に感想を聞いたことあるんですがね。佐藤の弟子のままで居たらああいう顛末にならなかったのでは?と。師匠は淡々とこうなる運命みたいなことおっしゃっていたかな~。

 

ジェームスフレイザーの『金枝篇』古今東西数多の伝承を結んだ彼が出した結論。結果は原因に始まるとな。つまり最初からもう結果が見えていると。ここにも原因と結果の繋がりが見えてくるのだな。まあコーイさんはあの昇天の仕方で半永久的歴史に名を留めることとなったが。

 

若い時はコーイさんの初期の作品を読み耽りましたが。最近の夢に出て来てからようやく晩年の四部作『豊饒の海』を読み出しましたよ。これは若い時だと全く理解できんね(~_~;)。日本の象徴の所に少し居たのでようやく理解できる世界。そして冒頭の主人公が来ているポンポンの付いた礼服、ヤフオクに出てましたよね~と皮肉まじり画像再生。(注:自主規制しようと思ったけど話が繋がらなくなるので削除しませんでした…ネット某所とだけ記します)。

 

ウィキ読むとこの『豊饒の海』の第四部の『天人五衰』本当なら『月蝕』というタイトルになる予定だったとか。なんというタイミング!月蝕時期に熱心に読むとはwあと宮中言葉?で月は宮廷内裏を表すとか。作中至る所に月が隠れておるのだなこの小説。そして対になる(離反する)魔術も埋め込まれている。こういう仕掛けか~と楽しめる。

 

小説の構成力というかテトリスみたいな嵌め絵風な展開が面白くてな。あとはなんちゅーかコーイさんの好きだったオスカーワイルドの「自然は芸術を模倣する」ひっくり返って「芸術は自然を模倣する」的な予言が面白い。BGMにチベットの鐘を鳴らしているのだがw飼っている猫も気持ちよさげに眠る。安眠できるぞ~。鐘はあちこち共鳴するのだ。

 

チベタンボールの鐘の共鳴共振がこの小説にばっちり合ってましてね。こういう小説読んだ後寝ると夢見が変だったりするんですが(~_~;)。鐘の音のせいかいい夢見てます。そういえば銀の杯が出てくる夢がありましたがあれはピグライフのエメラルドちゃんの銀カップでしょうね。ほれ原因と結果だ~と無理やりこじつけて終了。皆様ありがとう!

 

 

 

2018年7月30日の日記

 

毎日毎日皆様ありがとう!リアルは生まれて初めて(ちょいと大げさw)夏に食欲が湧かない体験をしてます。ピグの分身が食べているので「ま、いいか」状態。現実でも夢の世界と繋がっておるのだなぁとコーイさんの小説を読んでいて実感。ラオスの水害から始まってあの辺りを色々調べてカンボジアのダンスに目覚める☆女性の目から見ても麗しい!

 

カンボジアの舞踊、アプサラダンスというのですが。勿論この周辺諸国(特にタイ国の踊りが有名)あるのですけどね。ルーツはカンボジアだそうです。夕べはずっとアプサラをユーチューブで見まくり。各国それぞれ特徴があって比較しながら見るも愉悦。タイはアップテンポやね衣装もゴーヂヤス!ラオスは手の小道具がポイント。

 

ベトナムもあることはあるんだけど何か観光客向けでアプサラの持つ優美さが失われていて少し残念。(ただベトナムの女性の中には驚くくらいの美少女が多い‐混血が多いってことかな?)。人それぞれ好みあるだろけどワタクシはやはりカンボジアの舞姫たちが好き。本当に女性的な美しさに満ち溢れている。アジアの舞姫たちの肉付き加減もグー!

 

数多あるユーチューブのカンボジア舞踊を見ていてリアルが悲しくなったのは古い映像の少年少女達。一生懸命練習して綺麗に舞っている娘たち。実はその後の赤化ポルポト政権によりこの映像に映っているであろう王立舞踊団の300名、生き残ったのが僅か1割。残りの人は行方不明その他お察し…。歴代の資料も紛失。非業の時代を迎えている

 

現在やや政情安定(まあ色々あるがね)により舞踊団も復活。しかしアプサラは手と足首が命やなーとマジマジ見る。西洋のバレエは脚や股関節、頸とか全体バランス大切だけどさ。個人的にはアジアの舞姫の胸腰バンのウェストキュッ!が好きだなwさてカンボジアのアプサラのユーチューブ、1965年の映像で震えるほどの美女を見つける。

 

サンダーバードに出てくるミンミンがリアルで居たらこんな感じだろうがでもちょっと違う。もうオーラが普通の舞姫と違うんよ。もうワタクシなんぞ今読んでいるコーイさんの『暁の寺』の月光姫やん!と静かにそして興奮して眺めていたのだ。でも1965年か…この舞姫も後の政変で悲しい運命を辿ってもはや御存命じゃないだろう(T_T)

 

ところが!さすがネット社会掘れば掘るほど真実が出てくる。ワタクシが月光姫と見染めた舞姫を調べるとな、なんと御存命!それもとんでもない御方だったのだ。当時のカンボジア王朝シハヌーク殿下(←昔はシアヌークと仏語発音)の御令嬢ポバデヴィ王妃だったのだよ。まあアジア外交している人なら知っていたのだろうが当時の画像があるとはね!

 

たぶんコーイさんはこのカンボジアのリアル姫のこと知っていなかったかもなーと。カンボジア取材とか行ったらしいけどね。舞姫だった元王女様は現在も色々と御活躍されているけど1976年前後にご自身の親戚やら舞踊団の面々が非業の最期を遂げているとなると大変な人生を歩まれたのだなと胸えぐられる。人は歴史から学ぶのか学べないのか?

 

まあこういう伝統的な何かが許せないという革新派の方々もおられるのは重々承知。自国を下から眺めて上の伝統が気に食わんと吠えるのは良いが…けれどワタクシとか他の人たちのように横から斜めから複合的に見た場合クメール文化は本当に美しい魅力的だと受け止めるのだ。だからたまに他国の『YOU』はどうして好きになった?の視点も重要ね。

 

伝統は人を苦しめると言うた人がおったが。失うのは一瞬、復活させるのは途方も無い時間が掛かる。護り人の気持ちを踏みにじる言の葉を上つ方は発してはならぬね。アプサラの手の動きは栄枯盛衰生命の動きを意味していると。伝統が生きているというのはそれだけ戦による途切れや損失が少なかったという尊い意味もある。上に立つ身はつよく在れ。

 

 

 

ピグのるうのが申すように本日の〆は軽めに。最近若手女優ととあるIT関連シャチョさんが叩かれまくりですね。あれはやっかみではないね。別視点から見るとあのカップルは弱点をさらしまくり。ヲバちゃんのワタクシでさえここ狙われたら会社アウトやなwと解るのだからプロの仕手ならキラキラしてんたろうね。社員が気の毒。上はつよく在れ!

 

 

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以上、2日に渡り書き綴ったピグ内の日記でしたが。

 

少し説明すると、この日記書いていた頃、昭和のお化け番組と言われ最大視聴率56.3%を記録したTBSドラマ『ありがとう(病院編)』がケーブルテレビで放送されていて無我夢中で見てた時期でした。チータが可愛くて石坂浩二との恋愛模様に応援しちゃった昭和っ子です。おまけに日記最後の段落は最近お別れしちゃったカップルですなぁ…。なんか預言者みたいでカッコいいぞ、ちびっ子るうの!

 

さて本当に修羅場迎えた日記まとめなんですが、なにしろ全部で3600頁近くあって、もう全部は当然編集出来ない。ってことで厳選セレクトお薦めショッピング状態にしちゃおうと数日前決意(遅いよ)。

 

そしてその中でも、アプサラダンスについて「早く見つけなきゃあの日記」と焦っていた矢先、昨日、訃報がありました。

 

 

―カンボジアのボパ・デビ王女死去 クメール舞踊の復興者

 

 ボパ・デビ王女(カンボジアの故シアヌーク国王の長女、同国に伝わるクメール舞踊の復興者、元文化芸術相)カンボジア国営メディアなどによると18日、タイ・バンコクの病院で死去、76歳。

 

 1943年1月、プノンペン生まれ。王室舞踊団のプリマを務めた。クーデターを発端に始まった70年代前半のロン・ノル政権期に国外で亡命生活に入り、91年のパリ和平協定成立後に帰国。ポル・ポト政権期に衰退したクメール舞踊の復興に尽力し、文化芸術相も務めた。(プノンペン共同)

 

 

 

 

 

ピグのるうのが言うように、三島由紀夫の『暁の寺』に出てくるリアル月光姫でした。数奇な運命と共に、動乱後の祖国に戻りアプサラダンスの後継者をお育てになり、そして今ではカンボジア文化の宝として再び息を吹き返して。

 

三島の輪廻の形がここに現実に表れたという、不思議なお話でした。