いやはや、知らんかった。ピグに温泉があったとは(@_@)。設備も整っているし、お客さんもいないから貸し切り状態だぞ~。まあ今後の夢のひとつに日本各地の温泉巡りというのがありまして。こんなのを夢見る年頃なんてリアルもシニアになりつつあるという、ハァービバノンノン!石鹸と手ぬぐいがよく似合う光景だ!

 


 

 というわけで全部で13品、10月は魔女の月ということでいい数字だw皆様ありがとう。現在でも多くの魔女が住んでいるイギリスには温泉はひとつしかない。哀しい。バース(注:英国の観光都市/Bath/英語のお風呂の語源)を調べると日本風サービスは皆無の様だ。庭園に新緑または紅葉にせせらぎ、岩風呂、浴衣姿と小股の切れ上がった下駄姿、最後はコーヒー牛乳グビッ!


 イギリスの魔女たちは温泉を楽しまないのだろうな残念。てか火山が無いと天然温泉はなかなか沸き上がらんし。うちの近くの温泉場といえば箱根が有名だがあそこは上昇すればするほど硫黄の臭いがする。くねくね坂を車で上ると酔うゲボゲボ。そして下ると耳が痛いキーン。箱根も今じゃかなり俗っぽくなってあんま面白くないのだよなあ。


 仲良しピグ友Bekkoちゃんとよく温泉話をするのだ。金沢地方はいい温泉があるようで羨ましい。ワタクシも早く金沢上陸して温泉に漬かりながら石川さゆりの《能登半島》を絶唱したい。公営浴場に入ると楽しいのが近所のおばあちゃんたちのよもやま話。耳をそばだてて聞く。訛りもまた日本の良き文化なりきと火照る身体に染み渡る。


 ここ読んでいる人で肌荒れに悩む人はおるかどうかわからんが、実は今年の夏からリアルはボディーソープを止めて固形石鹸にしてみたのだ。理由は季節の変わり目に必ず手の湿疹が酷くなって夫に「コゼット!」(←レ・ミゼラブルのみなし子)と呼ばれるぐらいボロボロになる手だったのだ。それプラスやっぱ身体にもカサカサ・カユカユが出る。


 一時期、皮膚がボロボロ=蛇のよう、になってしまい男気溢れる女医さんの診察を受け、試供品で頂いた石鹸(皮膚科と共同開発)が「あら、まあ、いいじゃないの」という感想となりましてね。この石鹸を知っていたのが流石、トーマさん(注:仲良しのピグ友さん)。そっかー固形石鹸って良いのかと開眼。熱海の海岸散歩する~じゃないがネットで石鹸情報を得る旅をしてみたら、今、秘かな石鹸ブームとか。
 

 で、昔ながらの固形石鹸愛用者が多い。色々な意見を読むとやはり「カイカイカユカユ」に悩んでいたけど固形にしたら治った!という女性たちの意見が多数あったので。そんなら少女時代に愛用した固形石鹸に戻して身体の様子を見るかとなったわけです。そして目から鱗、目玉ポーン。何十年と悩んでいた手の湿疹が無くなったのですよ。


 そして今、季節の変わり目。手の湿疹はなんと「今年は出てない!」うぉぉぉぉーと雄叫び上げたくなる状態で涙ちょちょぎれんばかりである。おまけに固形石鹸に変えてから身体もしっとりすべすべ、カユカユが出てこない。このすべすべ状態にトーマさんお薦めのハトムギジェルを塗る。シルクの手触りそしてもっちり、吸いつく美肌(テレビCM風)。
 

 いやー今まで悩んで苦しんでいたのは何だったんだというくらい手の状態が良くなって。ネットの意見も「悩んでいたからこそ、おすすめします」という愛情あふれんばかりの女性達だらけでして。皆様に本当に感謝ですわ。そして固形もお高いのは避けた方がいいかもという意見。添加物が入るから値段が上がるは資本主義の鉄則だがや。


 たぶんリアルの場合、ボディーソープに含まれていた『何か』が原因で肌荒れを起こしていたんだと思う。なので固形もその『何か』が多く含まれていると駄目なんだろうと推測して普通のお安いのを選んでいる。今のところ、ワタクシの身体と相性がいいのがアイヴォリーの白い石鹸。アメリカでは定番の石鹸、香りもリアルは好み生姜百合(注:勝手にリアルが申しているだけでアイヴォリー石鹸の香りに関しては企業秘密なのかはっきり記載されていない)。


 このアイヴォリー石鹸、ジンジャーリリーの香りが日本人には苦手な人も多いみたい。しかしワタクシはなんかこう郷愁を誘われて。泡も軽くて好き。トルーマン・カポーティの小説『遠い声 遠い部屋』に出てくるアイダベルという少女が愛用していた石鹸。記憶の奥底に眠っていた香りなんだわ。生まれたてベビーだったリアルが使っていたのかもしれない。
 

 固形石鹸探す旅に出ている現在、アイヴォリーは「嗚呼懐かしい」と脳が喜んだ石鹸なんだわ。たぶん昔あったカネボウの絹石鹸(←今は無い)とか再会したら香りが記憶を呼び覚ますんじゃないかって思う。絹石鹸の匂い嗅いだら、幼少期の「早くお風呂に入っちゃいなさい」という母の声と真夏の夕方5時位の明るい日差しと甚平の肌触りと王・長嶋の巨人のナイターが一緒くたになって出てくるであろう。
 

 アイヴォリーはたぶんリアルが生まれたと聞いた母の恩人(アメリカ在住)が送ってきたんじゃなかろうかと思う。当時日本じゃ売って無かった凄いおむつもベビードレスも白い革の靴もLAから飛んできたから。リアルはサイケデリックベイビーだったのだ。だから記憶装置の奥底でアイヴォリー石鹸に対して反応したんだと思う。


 飼い猫がババ(関西弁)をしたので始末に追われていたらお客様がいらして増えていた!Mさんありがとうございます、いただきまーす。さて懐かしの固形石鹸の旅。昭和の固形石鹸で画像検索すると涙ちょちょぎれーチッチョリーナ(平成生まれにゃわかるまい)。実はリアルの亡き父は小さな会社だったけど役付きだった為、お中元お歳暮ドーンと来た。


 お中元お歳暮の時期、平成から令和にかけて徐々にすたれて来た風物詩だなあと昭和の固形石鹸画像見ながら懐かしく思う。昔はこの石鹸が20個位どーんと箱に平詰めにされて贈答用として出荷されていたのだ。一社の石鹸だけでなく数社まぜこぜの場合もあった。エメロン石鹸、懐かしい。バスボンとかあったなー昭和は遠くになりにけり。
 

 そして今、昭和の贈答用石鹸でリアルがどうしてもクンクン匂いを嗅ぎたいと切望しているのがロジェ・ガレの羊歯の石鹸なのである。なんじゃそりゃーと思う方だらけであろう。おフランスの石鹸、しかし確かに家に来ていたロジェ・ガレの石鹸。羊歯だよシダの香り。そして小学生の分際でこのリアルは使っていた、兄に「くせー!!」と罵られながらw
 

 昭和の雑誌広告にあるしリアルもそれ見て「あー家に来てた石鹸だ」と覚えているロジェ・ガレ。今もロジェ・ガレは日本でも販売されているが、その羊歯の石鹸はサイト見ても無い。じゃあリアルの記憶違いかと思いきや、そうだ本国や英語圏にあるかもしれんと英語で調べたら「あったー!」ネット様々感涙。しかしクンカクンカ出来るのは何時になるのか?旅は続くで御馳走様。

 

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以上、10月21日の日記より

 

 ロジェ・ガレ、森茉莉風に言うならば『ロジェ・ギャレ』。しかし今回初めて海外サイトを検索して知った。Roger & Gallet なのですわ。

 で、昭和の雑誌、といってもやや高尚な趣味のあった平凡社の太陽から見つけた広告です。昭和50年代、この太陽に掲載されていた広告は当時の《舶来物(死語)》が多く、琥珀色や紗が掛かり、それはそれは高級なイメージによる販売促進が行われていた事が伺えます。

 

 

 しかし、改めて広告見て、「こんなもん小学生が使っちゃあかんやろ!!」と自分に叱咤しちゃいますよ。羊歯の石鹸はこの写真の中にもありますね。現在ではパッケージデザインも変わり、本国や英語版サイトでは軽めのお洒落な意匠で出ています。

 羊歯の香り、たぶん香水でいう所のウッディーやモスといったグリーン系の香りだと思います。

 

 さて、日記書くにあたり昭和の固形石鹸の画像検索巡りが、本当に懐かしくて楽しかったので。各メーカーが時代ごと様々な種類の石鹸を出していたこと、我が家でも普段使いと、ちょっと特別扱いの石鹸があったことを思い出しました。そして、その特別の中で本当に懐かしく思ったのが、これでした。

 

 

 これももう廃盤なんですね、残念。アマゾンにあった画像ですが、我が家で使っていた時はパッケージのスミレがもうちょっとヘナッとしていたと思います。中身の石鹸は艶っぽい紫色をしていて、それこそ女心を溶かす色と香りでした。再販お願い!の声が多い石鹸ですね、私も一票投じます。

 

 最後に『湿疹に悩む→完治した』のブロガーさんを見習って、自分の手をアップしようと思って撮影しているうちに、悪い癖というかビョーキがムクムクと出て来て。加工するつもりはなかったのですが、「やっぱり面白い!」とゲージツ作品風になってしまいました。だって、白魚の指じゃないし、サイズは小さいが指は太い。現実見るより加工品の方が宜しいということで、まあ、そういうのも私らしい結末。

 

 手の皮膚が弱かったので爪も同じく傷めやすい。現在頑張って育成中。しかし薬指は見事に折れた…。小指が普通の人より小さい。ミニミニサイズ。

 

普遍的写実主義風

 

 

現代アート風

 

 

モノクロリアリズム風

 

 

大好物サイケデリックアート風