わりと自然にホテルの客室で目が覚めて、
準備をして朝食会場へ。
和洋の色々なものが食べられて、思っていたより
はるかにしっかりしたおいしい朝ごはんでした。
前日の教訓から、昼はほとんど食べられないだろうと
わかっていたので、朝はその分しっかり摂っておきたいと思ったのです。
落ち着いたテラス席で食べて、かなり元気が出ました。

チェックアウトの手続きを済ませて、外へ。
秋葉原の街をゆっくり散策。
とはいえ重い荷物もあるし昼が重要だから、あまり無理はできません。

駅北東部から北西部、UDXビル周りを少し見てから中央通りの西側歩道へ。
アニメイトビルの下部にスクフェス2、
上部にヘブンバーンズレッドの広告が見えたので
ぐるりと回り込んで行ってみることに。
少し入っただけでしたが、なかなか楽しい体験でした。

アニメイト入口でインド人っぽい女性観光客が、
決めポーズをとって記念撮影しているのが印象的でした。
行きの新大阪や新幹線からずっとそうでしたが、
秋葉原には子供連れも外国人観光客もたくさん滞在していました。
私がここに来たのは久しぶりだったので、コロナ禍を経て
客層がかなり変化したのだろうなあと感じたのです。

中央通りを南下して、途中に小さな花束を確認。
あの事件からもう15年になるのか・・・と、
なんだか色々思い返しました。
紆余曲折を経ながらも、秋葉原は世界から人が集まる
大事な街であり続けているのですね。



駅に戻って電車に乗り、乗り換えて横浜駅隣の桜木町駅に到着。
歩いて歩いて、途中でジュースとパン一個だけの昼食を済ませて、
また歩いてパシフィコ横浜に着きました。


最近は配信で観るばかりだったから、
こういうライブ会場に来たのも久しぶりでした。
中に入るとあふれんばかりの祝い花、
そして本当にたくさんの人。
祝い花を撮るための列に並ぶのは、なんだか妙に面白かったものです。

前日と違い余裕をもって会場入りし、昼公演に参加。
蓮ノ空のみなさんを間近で観たのは初めての経験でした。
もちろんオペラグラスがないとほとんど何もわからない距離だったし、
前方席が激し過ぎてステージを確認するのも困難。
音と声がとてつもなく大きくて、さすがにちょっと疲れました。

ただ、確かにライブでした。
いつもゲームや配信で親しんでいる歌を、目の前で今歌っている。
改めて、それは本当にすごいことです。
ここに辿り着くまでが大変だったから、なおさらでした。




個人的には、ファンの愛称を決める話が印象的でした。
蓮の花や、蓮にちなんだ泥や、ゲームにちなんだ「リンク」にかけた、
色々なアイデアのメールが披露されました。

その中で「のんすけ」こと、楡井希実さんが、
泥についての愛称に難色を示したとき

「みんなは泥じゃないから」

と、はっきり言ってくれたのが、なんだか涙が出るほどうれしかった。

これほどまでにうるさくて、愛が重すぎるファンが
とてつもない規模で集まっているのだから、
そのうち面倒に思う場面も恐らくきっとあることでしょう。
でも、この一言は、なんだかすごく心にしみました。



昼公演でのやり取りを経て、愛称候補は四つに絞り込み。
一番長い名称の候補に、一番親しみを感じました。
言葉にすると確かに愉快な気持ちになるし、何と言っても
蓮ノ空は「楽しいが一番!」ですからね。


ライブそのものは、やっぱりすごくいいものでした。
ものすごい努力を重ねて、今の彼女たちがいるのだろうなと感じます。



帰りは桜木町で切符を買って新横浜まで向かい、のぞみに乗車。
時間通りに京都に着き、乗り換えを繰り返し、10時頃に無事帰宅しました。
大変な旅路ではあったけれど、間違いなく、行ってよかった。


現状では、次はいつ行けるかまるでわかりません。
ただ、まずはしっかり休んで、心身を健康に。
そしていつかの機会に、またきっと出かけましょう。