映画『涼宮ハルヒの消失』を、短いながらも
まさか朝に楽しめる日が来ようとは。


コロナ後これだけたくさん映画を観ていると、
劇伴の力をさすがに結構意識することはあります。
ただ、具体的に何がどうすごいのか、自分の中で
言語化して考える機会はなかったと思います。
2009年当時、テレビで流れた憂鬱の新構成で
重要だった一連の「エンドレスエイト」も、
当時の自分は、劇伴の力はあまり意識せずに鑑賞していたはずでしょう。


そうした劇伴について、クラシックの発展、
マイスタージンガーとジムノペティも含めて
じっくりと紹介してくれたのは、さすがのNHKでした。


一昨日夕方、すぎやまこういち先生の特集番組もすごい作品でした。
娯楽と教養と学習。
時には対立することさえある要素を見事に融合できるのは
NHKの本当にすごいところですね。
番組中、ドラクエ3不死鳥ラーミアのテーマ『おおぞらをとぶ』を
強く推薦したくなる気持ちは、とってもよくわかります・・・。
あの物語の後、思えばずいぶんいろんなことがありました。
民放ですが「土曜朝の顔」にダイが定着するというのも、
驚きの変化ではあります。
ここまで熱心に観ることになるとは・・・。

ウマ娘で「♪~響けファンファーレ~」と歌われていた
あのファンファーレは、多分すぎやまこういち先生が
作られたファンファーレを指していたのでしょうね。




今回の二番組も含めて、NHKでは思いがけない時間帯に
重要な音楽番組をやっていることは結構あります。
虹ヶ咲の再放送が終わった後の今週土曜夕方には
アニソンプレミアムをやるそうです。
こちらもきっと面白いことでしょう。



涼宮ハルヒの消失の劇伴でとりわけ印象的なのは、
教室で衝撃の事実を知った後、北高から
向こうの学校へ走っていく一連の場面です。
あのときの曲は本当に、とてつもない力があったと感じています。

当時願っていたことは今ではもう忘却の彼方。
思っていたのとだいぶ違う世界に生きている感覚はあります。
そんな中でも、楽しいことはあるものです。