<はじめての中古住宅探し その9>

(比内地鶏の親子丼) 

 ちょっと、思い出した。

「インスペクションは、デラパージュでお願いします。」

これはスキーで、「競技前のコースの”下見”は、”横滑り”でお願いします。」だ。

 

今日は、中古住宅の「インスペクション」、建物状況調査について調べてみます。

 

丸ブルーなぜ、インスペクションが必要か?

 素人目では、建物の状況がわからない。買おうとする物件が、このまま住めるのか、あるいは、どんだけリフォームが必要なのか、わからなければ、お金の想定ができない。

 それから、

売主と買主が、建物の状況について合意した内容が書面に残ることで、

その後のトラブルの防止に役に立つ。

 また、

一定の要件を満たせば、既存住宅売買瑕疵保険加入により瑕疵保証を受けることができる。

(「一般社団法人 住宅あんしん検査」HPより)

 だから、

→ 建物の状況を把握することは重要である。

 

 

丸ブルー制度的に、どうなっているのか?

 宅建業法の改正により、2018年4月から、既存住宅売買時に建物状況調査の説明が必須になりました。宅建業者は、売主又は買主に、建物状況調査というものがあることを説明する必要があるのです。

(建物状況調査を実施することが義務付けられているわけではなく、建物状況調査ができることを説明する必要があるのです。)

 

丸ブルーインスペクションとは?

■ おおまかに2種類ある

1)建物状況調査 

 宅建業法で定めるもので、調査項目が限られている。

 

2)住宅診断(ホームインスペクション) 

 業者によってあるいは頼み方で調査項目が違う。

 なお、物件によっては売主さんの負担でインスペクション済みのものもある。

 

■ 建物状況調査はどのように行われるか

 国土交通省が認める講習を受講した建築士が、目視・計測等により調査。

 

 【調査項目】

基礎・壁・柱などの「構造体力上主要な部分」

屋根・外壁・開口部などの「雨水の侵入を防止する部分」

 つまり、これをやっても、買主が本当に知りたい、

水回りはどうか、床下がカビてないか、シロアリにやられてないかなど隠れている部分はわからない。

 

したがって、

→ 「建物状況調査+オプション」か、瑕疵保証につながる「住宅診断」をやればいいが、腕の確かな業者さんを見つける必要がある。

 

■ 費用は、どのくらいかかるか?

 建物の大きさでも違うでしょうしわからないので、約15万円くらいと見ておきます。

 

■ 結局、誰に頼めばいいか?

 ここまで整理してきて、結局、不動産業者さんは、建物状況調査をする建築士をあっせんできるのだから、建築士さんは不動産業者さんの都合のよい調査結果を出して契約が不成立にならないよう忖度する可能性がある。あるいは、不動産業者が、キャンセルされないように、売主がインスペクションを拒否していることにするかもしれない。

 そう疑えば、振り出しに戻らなければならなくなるが、建物を見る目を持ち、信頼できる不動産業者さんに初めからお願いするほうが良いことになる。

(あくまで、私の判断です。)

 

 

それじゃー、仕切り直し!

 

では、本日はここまで。

次回は、これを踏まえて、

中古住宅の探し方を変える!を整理します。