某大手芸能事務所の

ベテラン男性アイドルタレント氏の

スキャンダルがここ数日、世を騒がしている。

 

世間ではここ近年やたらと

芸能人に対して倫理観を求める嫌いが

顕著に見受けられるけれど

 

そもそもこの業界なんてのは

まともに生きることが本質的に苦手な

社会不適合者の集まりみたいなもんだ。

 

天文学的とまでは言わないにせよ

相当に限られた可能性を運良く手にした

一部の人間が極端に大きな資産を得ている

ということはあっても

 

それだからといって

人間として偉いわけでもなんでもない。

 

とくにテレビでの露出が多くキャリアの長い

芸能寄りの世界の人種ほどその辺を勘違いする

輩が多いように昔から思っている。

 

それは表側に立つ人間だけでもなく

裏方で業界に関わってる人間もそう大差ない。

 

まあもっといえば一般人であっても

他人様に言えないような後ろめたいことを

やっている人間など履いて捨てるほどいるだろうし

 

私は生涯、清廉潔白です

 

と言い切れる人なんて

そうそういないんじゃないかと思う。

 

物事というのは一つの角度からだけでは

事の全体像は分からないものだ。

 

表面的なトピックそのものは

けっして擁護されるべきではないとしても

 

今、自分から見えているものだけが

事の本質すべてではないのが常。

 

私が長いこと業界に関わってきて思うのは

知性はなくともある意味賢い人間は

わりと多いということ。

 

要するに本能的で頭の回転が速い。

 

それゆえ善につけ悪しきにつけ

極端な方向へ傾いてしまうケースが

昔から多いのだとも思う。

 

芸能系の人に勘違いしてほしくないのは

自分たちが一般人よりもさも偉いかのように

どこかで思っている節があること。

 

実際にはぜんぜんそんなことはない。

 

何にせよ、世間が思っているほど

業界の人間なんて人としては大したことない

どころかむしろ碌でなしコミュニティ

くらいに言ってもいいんじゃないか?

 

そういうのが色々嫌になって

心の中で業界に見切りをつけた部分も

正直あるといえば、ある。

 

私から見れば、どうせそんなもんだろ

くらいのことだから大抵のことで

驚きもしないのだけど。

 

今回の騒動を例に一つ

あらためてたしかに言えるのは

 

あらゆるものは等価で成り立っている

 

ということだろうか。

 

ベテラン男性アイドル氏にはその昔

とある恋愛報道で当時も世を騒がせた

過去があったが

 

一見するとその結末は

氏と氏の事務所が仕組んだと思われる

なかなか非道なストーリーのようだ。

 

事の真相がどこまで噂話と同じなのか

分からないものの、当時報道された

現場の状況から察するに

 

世間の憶測がまったくの事実無根とは

言えないのが本当のところだろうと感じる。

 

要するに事務所が手引きか加担して

己の都合を優先し、だまし討ちする形で

一人の女性をどん底に突き落としたような

 

そんな話だといわれている。

 

相手方の女性のその後の状況と反して

氏と事務所はつい近年までそれなりに免れて
やってこられたのかもしれないが
 
昨今の状況を見ていると
因果応報か?と思えるほどの状況へと
事務所自体も追いつめられつつある印象はある。
 
どんな栄華も不幸も永続はしない。

すべてが等価の上に成り立っている。

 

そんなことを考えさせられる。

 

誰かを傷つければいずれその報いを受ける。

誰かを救えばそれもまたいずれその恩恵を受ける。

 

何かを失えば何かを与えられ

何かを奪えば何かを失う

 

物事は巡りゆきかならず

己の身にそのまま返ってくるということ。

 

自分を守るために誰かを傷つけても

それはそれで別にいいと思う。

 

ただし、絶対的な法則として

物事の仕組みは必ず等価であり

 

己がやったことが最終的にご破算になるよう

同じだけの調整が入ってくるということを

日ごろから肝に銘じておくがよい。