先日録画を観ようとたまたまテレビを点けたら、NHKEテレ「クラシックTV」で、ギタリスト村治佳織さんが出演していた。
晩年のロドリーゴに会いに行き、面前で氏の曲を演奏する村治さん20歳の頃の映像もあった。村治さんは当時パリに留学中だったそうで、会話はスペイン語ではなくフランス語だった。
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録画していたのはテレビ朝日系「エイトジャム」、ジャズピアニスト上原ひろみさんが、レキシ、角野隼斗、茂木欣一の皆さんとセッションするというもので、新聞のテレビ欄で番組に気づいてよかったー(と書いてみるとやっぱり自分はアナログ旧世代だなとあらためて気づく。「X」とかあんまりチェックしていないもので…)
すごかった!楽しかった!
それにしても欣ちゃん若々しいなー
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NHK連続テレビ小説「あんぱん」の台詞で出てきて、週タイトルにもなっていた「なんのために生まれて」「なにをして生きるのか」という言葉が、上記番組を観ながら頭をよぎる。「あんぱん」主人公モデルのやなせたかしさんの言葉なんだと思うけど。
音楽家やアーティストは、この言葉を口にせずともはっきり「分かっている」ところがまた、人々の心をつかむのだろうか。観ている人もまたその瞬間は「これを観るために生きている」わけでー
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連続テレビ小説といえば、3月までBSで再放送をやっていた「カーネーション」について書いておけばよかったと残念。やっぱり名作だった。感情表現の解像度が他のドラマよりも一段階高いんだよねー。
自分はまだ55歳だけど、主人公糸子が72歳の時の老いを感じる描写は身につまされた。今までできていたことができなくなってそれに孤独に耐えていかなくてはいけない…でもこのドラマがすばらしいのはそれから糸子はさらに90歳過ぎまで現役で仕事を続けることなのだ。「年を取るということは奇跡を見せる資格が付くこと」
今検索したら、「カーネーション」の名セリフについて書いている人がたくさんいた…