もういない夫と、残された私と猫たち

もういない夫と、残された私と猫たち

夫が亡くなっても
私と猫たちにはまだまだ続くこれから

タイトルでは誤解させますが、

占い師であった夫の祖母は、テレビに出たことはありません。

 

出たことはありませんが、

話題に上がったことはある、というお話。

 

 

 

みなさん、みのもんたさんがお昼にやっていた、あの番組を覚えていますか?

みのさんと生電話できる相談コーナーがありましたよね。

 

その相談コーナーで、

相談者の夫が占いにハマってしまい、

家庭がめちゃくちゃになってしまった、

という相談者が、どう聞いてもお婆さんが占った相手の奥さんに間違いない

ということを夫に聞きました。

 

もしその当時、その番組を見ていて覚えている方がいらっしゃったら奇跡ですが。

なにせもう二十年近く(以上?)前の話ですから。

 

私もそれをみたわけでもないし、大まかに聞いただけですので、

細かなところは間違えているかもしれません。

 
 
 

ことの発端は、もちろん当たる占い師と聞いて相談者の夫さん(以後夫さんで)が、

お婆さんのところに占ってもらいにきたことからです。

お店を出しているわけでもなく、

自分のお家で占っていたお婆さんは、

人の紹介でしか占いをしていませんでしたから。

 

その方へのお婆さんの占いの要点は、

 

家を最近建てたらしいが、その方角が非常によくない。

このままの向きで建てていたら、あなたの家庭は崩壊する。

お金があるのなら、そっくりそのままの間取りで方角を変えて立て直しなさい、

ということ。

もちろん、その夫さんに建て直すお金があったから、

そのようなことを言ったのだと思います。

普通の人では、家をそのまま方角だけ変える、

なんてできっこないですからね。

 

相談者のご家族の仲はその時には全く悪くなく、

家を建て直すなんて、そんなことをしなくても問題はないと、

そのままにした。

 

 

……結果、どのような形かはわかりませんが、

 

その夫さんの家族はお婆さんに占われた通り、

崩壊した。

 

そして夫さんは、

あのどこにでもいるような、

お婆さんの言ったことが当たってしまった!

占いってすごい! 

……となってしまったのでしょう。

 

そこから占いに傾倒してしまったことによって、

さらに取り返しのつかない形で家庭が崩壊した。

 

相談者から見れば、

その占いのせいでおかしくなってしまった

見えても仕方ないかもしれません。

 

 

正しい形は

占ってもらった→占いの結果を無視した→家庭が崩壊した

→占いが当たっていることが証明されてしまった→占いに傾倒

→取り返しのつかないところまで崩壊した

 

ですが、

相談者さんは、

 

占ってもらった→占いが当たった(何が当たったのか、までは知らなかったのかも)

→占いに傾倒→家庭が崩壊した

 

と、取ってしまった可能性が高そうです。

 

 

どのタイミングで家庭が崩壊したか? 

 

というのが非常に大切な事柄なのですが、

そう捉えたタイミングが違っていたのではないか、と。

 

不確かな(あえて不確かとつけさせてもらいます)占いに傾倒してしまう夫を見て、

その発端である占い師を恨まないわけもない。

捉え方によっては

あの占い師に占ってもらってさえいなければ

という考え方になってもおかしくはないですよね。

 

 

私は占いは好きです。

星座占いとか、手相とか、四柱推命とか、大好物です。

今日はいい日だな~とか今日は良くない日か~とか

見るのってわくわくしますよね。

 

けれど、それを妄信しすぎると、人生が狂うことだってある。

 

占いとは、統計学の一種です。

ですが、

みんながみんな統計のような生き方をしたとしても、

それは、

 

同じような、であって全く同じわけはない

そこに、教育、家族、他人との関係などの

あなた個人のものではない人生が絡み合ってくるから。

 

己の頭で考えて行動すること以上に、

道を開けることなんてない。

それが良しにつけ悪しにつけ、です。

良いことばかりの人生を歩んでいる人なんていません。

悪いことだって当然起こります。

自分の選択とは関係のないところで起こる事象だってあります。

 

確かに、夫のお婆さんのように、

何も言っていないのに一歩踏み込んだところが見える本物の霊能者は存在する

といえるでしょう。

顔を見る前から夫との結婚を当てられたし、

夫の我の強いところを抑えるほくろの話(夫の祖母の話)なんかは、

私のことは何一つ喋っていないのに、お婆さんの方が一方的に喋っていましたから。

 

けれど、そんな人たちだって、

あなたの全てが見通せるわけではないし、

全てを話す義理もないんです。

 

 

通常、そんな力を持つ人たちは恐れられたくないから、自分の力を隠します。

不思議な力の持ち主が聡明なら、

今回の話のように

 

当たりすぎること

 

が誰かの人生を狂わせるきっかけになることも、

知っているからです。

それが運命だったと言ってしまえば、

それまでなんですけれど。

もしそれを変えられるとしたら、結局自分しかいない。

 

自分の選択が合ってるか間違ってるかを決めるのも、また自分自身です。
その間違いの先に、正しい道があるかもしれない。
占いは、指針ではあるけれども、進み方を選ぶのは自分です。
話半分くらいの気持ちで自分で選んで、肩ひじ張らずに進むのがいい。
 
 
 
あまり、占いを信じすぎませんように。
 
結局占い師は、あなたの人生の責任はとれないのだから。