トチョド自然海塩の取り出し作業 | 良 塩 

トチョド自然海塩の取り出し作業

今日は、塩を生産される最盛期、夏のトチョドの塩田風景なのですが、塩田い~ぱいに塩ができた後、

どんな風に塩を取り出しているのかをお話したいと思います♪

まずは、このお写真


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
塩田い~ぱいにできた塩を、塩田の端の方にかき集めてあるの分かりますか~~?

かき集めた塩を、スコップで手押し車に積んでいるおじさん(いや、お兄さん?笑)の姿があるでしょ。

手押し車に積みきれる分の塩を積み、これを塩の倉庫へと運びます。

以前からのやり方は、こういったやり方で今もこのように運ぶこともあるそうですが、田舎の塩田も少し

近代化(笑)されてきているようで、今は下の写真のような形で塩田から塩を運びだしています。


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■

韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
子供が喜びそうな8両列車?^^があるの分かりますか~?

今は、この列車のような荷車に塩を積んで倉庫まで運んでいます。

理由は、塩に携わる方も高齢化してきているので、手押し車で運ぶのが困難になってきているのと(若者

でも大変だと思うんだけど。。^^;)荷車の底に穴があいているので、そこから余分な水分をはきだし

てくれるからです。


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
↑荷車の中。小さい穴みえるかな?ここから水気が抜けるのです。
ちなみに、この水気っていうのが、いわゆるにがりです。



塩田い~ぱいに塩の結晶ができて、取り出し作業をするといっても塩田がカチカチになるほど、塩ができ

ている訳ではありません。

できた塩にも水分が含まれています。余分な水分はこの荷車の中や倉庫の中(倉庫も水分がぬけるように

できてあります)で抜けていきます。

できた塩もこのまま自然放置しておくと、3年から5年もの間、塩から水分(にがり)がでるそうです。



私が紹介させて頂いているトチョドの自然海塩は、この塩田でできたお塩を脱水機にかけて、余分な水分

を省いているものです。

水分(にがり)を多く含んでいると、塩に苦味がでてしまうんです。

それを抜いてあげることによって、塩にも甘みが増すんですよね~~♪




ってなことで、自然の力でできた塩の結晶をどのように取り出しているのか、分かって頂けたでしょうか

~~?!

では、また次回~~♪




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