冬の間のトチョドの塩田
塩田から生産される自然海塩といっても色々あるでしょうが、1年中塩が生産されていると思ってらっし
ゃる方も多いのではないでしょうか~?
塩田で生産される塩は、その土地の風土や気候、塩水の濃度や塩田の温度等によって、塩ができる時間も
味も様々です。
トチョドの自然海塩は5月~10月(夏の間)までの6ヶ月の期間を利用して塩の生産をしています。
ちょうど今は、今年最終の生産を終えて、塩田たちがふぅ~~っとひと段落しているところでしょうね。
では、これからの冬の時期はどうしてるの~?ってことになりますが、トチョドの塩田たちはボ~~っと
休んでいるだけではないんですよ~~^^
▲塩田には水がいっぱい入ってるでしょ~~?!これは海水で、塩を生産しない冬の間に、夏に生産する塩の水を作っておくのです~~^^5月~7月に生産する塩のほとんどの塩水はこの冬の間に準備しておきます。
▲これ、畑みたいでしょ~~?!実はこれも塩田です^^
▲冬の間も全ての塩田には海水がはってあります。来年の塩の生産に必要な為、余念がありません。
なぜこのような畑の状態になっているかというと、実は1年に1度はトラクターを使って耕しているんで
すよ~!
このようにすれば、表面の不純物を取り除いてくれ、土中のミネラル成分を活性化させてくれます。
そして、翌年にはミネラル豊富な質のいい自然海塩ができるということです ^__^
干潟は自ら浄化する力があると言いますが、塩田の中の干潟には水が溜まったままの状態になってますよ
ね。なので、このように人工的に耕してあげることによって私達によりよいミネラル成分た~~ぷりな
自然海塩をトチョドの塩田たちは提供してくれているのです♪
この作業は1年に1度、冬の間にしている作業ですが、5年に1度は塩田の中の干潟を新しい干潟に変え
る大きな作業もしています。
▲冬の間も全ての塩田には海水がはってあります。来年の塩の生産に必要な為、余念がありません。
写真を見て頂いたら分かるかと思いますが、水を一間一間で区切ってありますよね。
これは、一間一間ごとに役割が違うからなんです。
塩は海水を塩田にはって、蒸発をさせてすぐにできる訳ではなく、海水を海から引き込んだ後、海水を蒸
発させながら濃度を高めていきます。この水の濃度が違うためにこの貯水池はいくつもあるんですよ。
そして、ある程度の濃度を満たした上で塩ができる最終段階の塩田にこれらの水をはって塩の結晶ができ
るのを待つのです。
夏の間にはたいくさんの塩を生産しなければなりません。その為にはある程度の濃度を満たした水が必要
になってくるという訳です。
この冬も来年のおいしい塩のために、しっかりと準備をしておいてね~~☆

