加工食品に使われている塩
食べ物は食べなくてもしばらく耐えることができますが、塩はそうではありません。
塩を食べなくては、何日間を耐える事もできません。
塩は、こんなにも私達の体に、必要な必須栄養素でありながらも、世の中では、減塩、減塩と言われ
続けています。
塩をなんでもかんでもたくさん食べようと主張しているのではないんです。
何よりも自然海塩には、ミネラルが豊富に含まれています。
このミネラルは、20~30年前には今のように大きい意味を持っていませんでした。
最近になって現代人のミネラル欠乏が急激に増加してきました。
野菜を作る環境や汚染、加工食品の発達や、様々な原因があるでしょう。
適当なミネラル供給源がない最近の世の中で、ミネラルをたくさん含有された塩は健康に肯定的な
役目をもたらします。
しかし問題は、すべての塩にミネラルが含有されているのではないという点です。
精製塩,岩塩などにはミネラルがほとんど含まれていません。
私達が摂取している塩分の 約80%が加工食品から得ていると言います。
そして、この加工食品の大部分が、精製塩や岩塩が使われています。
醤油や味噌、梅干等々、その他の加工食品には全てといっていいほど、食塩という記載があります。
これらに使われている塩は、全てミネラルを含んでいない塩だということです。
塩が健康に良くないと言われるれるようになったのは、このようなミネラルがない塩のためなのです。
最近の研究で、韓国産自然海塩は、精製塩より血圧をずっと低い状態で維持させるという事実が明かにさ
れています。
塩の效能に対してよく知らない人は、海水を蒸発させて作った自然海塩は、全てミネラルをたくさん含ん
でいると考えているでしょう。
パッケージには、「Sea Salt」 や 「Mineral Salt」という表示をしているからでしょうね。
多くの人達は、自然海塩が生産地に関わらず、成分が似ていると思っているでしょう。
果してそうなのでしょうか?
実は、似ている成分を持った海水を蒸発させて作った自然海塩でも、生産地域と生産方法に
よって成分は大きく違ってくるのです。
韓国のような干潟地形で毎日採取する自然海塩は、ミネラル含量が高いですが、オーストラリアやメキシ
コにある大規模塩田のように干潟地形ではなく、1~2年に1回採取する自然海塩にはミネラルはほとん
ど含まれていません。
日本で販売されている、多くの自然海塩もこのオーストラリアやメキシコからきた自然海塩を加工して、
「〇〇の塩」として販売されているのです。
-参考資料- 木浦大学自然海塩生命科学研究所出版 塩のお話
