先日、養蚕業が衰退しているという話を耳にしました。
機械を使う人が減って、機械を作らなくなり、機械が壊れたら直せない。
日本製のシルクが減ってる。
後継者不足。
高いですもんね。
日本人が作った物って。
海外製のシルク。縫製。商品。
少しでも安く。手軽に。
日本の良さが見直されている中、減っていく技の継承。
呉服産業、とても厳しい状況です。
お仕事減っています。
賃金も安くて、和裁だけでは生きていけません。
私も、気づけば、少しでも安く商品を買いたいし、少しでも効率良く仕事をして収入を得たいです。
でも。
京都へ行ってきて、残っているものは、丹精込めて、職人が作り、大事に管理してきたものが、長い年月を経て輝いているんだな。と感じました。
人の労力に見合った対価を払う
良いものを見極める眼を養う
自分の足るを知る
ここに立ち戻ることが、とても重要な気がしています。
私は、縫うことで生きていきたいと思っています。
縫うことが、基本で、その先に力を抜いた作品や自分を通した和的生活の提案なんかをしていけたらな。
自分でできることは限りなく自分で。
それ以上のところは大事なお金で、プロに任せる。
自分の生活にも責任を持てたらな。と自分も思うし、提案していきたいと思っています。
縫うために、
縫って生きていけるようにするには
縫う環境を作ることも必要だと
考え始めました。
まだ、出来ることがあるはず。
ただの縫い子だし、全然下手っぴだし、しきたりの多い着物の世界だけど、自分の利益ばかり追求するのではなくて
後に残せることがまだ、あるんじゃないか
ってそうおもうんです。