楽しく幸せに過ごしていると、女性は確実に綺麗になりますが、楽しくて幸せだった出来事を思い出すだけでも、同様の効果があるそうです。
最近お気に入りの エディタ
というブログコミュニティサイトで、楽しくて幸せだったことを思い出させてくれる企画を見つけたので、早速参加してみます。
その思い出というのは、大大大好きだった学生時代の先輩と出かけた盆踊りのお祭りのこと。
岐阜県の郡上八幡では、7~8月のひと月間ほど、町のあちこちで盆踊りが開催され、フィナーレの数日間に、町の中心部で開かれる徹夜踊りが有名です。
夕方頃から踊りはじめ、本当に、一晩中、皆が踊り明かすお祭りで、最後まで踊り切って、夜明けを迎えた踊り手には、新鮮な牛乳がふるまわれたりします。
私の幸せな思い出は、先輩と踊り明かしたこの徹夜踊りの時のこと。
後日恋人になった先輩に、その時はまだ、密かに片思いしている状況で、他の仲間も一緒のお誘いとはいえ、お祭りに誘われたときは天にも昇る気持ちでした。
厳しかった父を説き伏せるため、お祭りのパンフレットを取りよせ、役場の電話番号を控えて、外泊の許可をもらいました。
片思いしている大好きな人と一晩中一緒に過ごせる期待と喜びで、当日の私は朝から様子がヘンだったに違いありません。笑
ドキドキしながら電車に乗って、一緒に出かけた仲間と交わした言葉などほとんど上の空で、先輩の待つ駅について、先輩のにっこり笑った笑顔を見て初めて、我に返ったように思います。
お祭りの会場はすごい人で、私がはぐれてしまわないようにと、いつも先輩が気を遣ってくれていたことも嬉しくて嬉しくて……それは、もう、真剣に盆踊りを踊ってしまいました。笑
好きな人が見てるから、一生懸命やらなくちゃ、って思ったんですよね。^^;
今思い出すと、大好きな人と一緒にいるのに、ただひたすらに踊っていた私はちょっと、いえかなり間抜けだったと思うのですが、当時の私には、それしかできませんでした。
たかが盆踊りといっても、夜通し本気で踊り明かすと、結構体力を消耗します。
朝日が昇って空が明るくなり、配られた牛乳を飲んだときには、不思議な達成感がありました。
後で先輩が恋人になってから、お祭りの日は私があまりにも真剣に踊っているので、途中で抜け出そうと提案することもできなかった、と笑って教えてくれました。
お祭りを本気で楽しむと、恋が成就するのかもしれません。
そして……
20年以上経ってからも、思いだして楽しめます。^^
今年の夏も、家族でお祭り行きたいな。