心理カウンセラーの野口先生のお話を聞いて
トラウマとの付き合い方について
またしっくりきたことがありました。
PTSDで悩まれている方は
圧倒されるようなショックにより2つの感覚が強いと言われている
①無力感 (自分の人生を自分でつくっていける自信がうすく、本来の力を発揮できない感覚がある。)
②孤立感(他者や世界からの孤立を感じやすい。人 社会が信じられない。身近な人に助けてもらえなかったことによる人間不信)
わたしの中で長年当たり前のようにあった感覚
いい感じに回復するためには2つのプロセスが必要で
①無力感→有能感 にしていくこと(自分の人生を自分で構築していく力がある。積み重ねたものはそれなりにものになる感覚)
②人に助けを求められるようになる(この世界には信頼できる人がいると知ること。世の中には悪い人ばかりではないことと知る)
私はトラウマのことを一人で抱えたまま途方に暮れてしまうような年数をかけてしまったけれど
そこには大きな思い込みがあったからだと気づきました。
生きやすくなるには、トラウマの内容としっかり向き合ってトラウマ自体を解決しなくてはならないと思っていたこと。
また、詳細な出来事を人に話せるぐらいにならないと、雪解けのような生きやすさを感じることはないと思っていたこと。
実際には、そもそもトラウマとは心の奥にしまっておくものであり、安定して話せる状態で、信頼して話せる人がいるなら少しずつ話していくのも良いけれど、実際には無理矢理蓋を開けて向き合う必要はないということ。
安心安全な環境で信頼できる心の専門家との間で
詳細な出来事を話すというよりも
"その時に感じた感情を話すこと"
"その後の人生においての生きづらさ" について話すことで充分であり、感情が受容されていくことで癒されていき、本来の力を取り戻していくものだったということ
逆にいうと、根掘り葉掘り聞いてくる人には注意ということでもある。
勢いとスパルタ的に、なんでも心を開けば解決ということではなく、心を大事に守りながら、安心と受容感を深めていくことが大切だということなのでした
ここまで 読んでくださりありがとうございました幸を送ります