NHKの”明鏡止水”っていう武術番組で、柔道の寝技をやっていた。
相手と組み合って、相手の体勢を崩してから、有利な形にして寝技に持ち込むそう。
その”崩し”のときに、”力”を入れないで相手と組むのが、ポイント。
自分の体の重さを相手に乗せるとか、裏筋肉を使って力を入れずに相手に触れる。
そうすることで、相手の筋肉の状態を判断して、
スパッと自分の本チャンの筋肉で、大きな力をかけて崩すんだそう。
相手の筋肉の状態は”目で見えない”ので、柔らかく力を入れて”探る”って感じ。
清水次郎長も切合いをする前に、相手の腕前をチェックするのに、
自分の刀の切っ先で、相手の剣を軽く触るんだとか。
ガチガチなら腕がないので勝てる、柔らかく応じるなら腕がいいので、逃げ出すとか。
これって、1流にあって2流にはない、現実のモデリング。
2流って1流をコピーしてるだけで、
現実をモデリングしなくて現実とはミスマッチだから、うまく行かないってことらしい。
やっぱり、2流。
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相手の状態を探るとともに、崩しやすいように相手を”条件づけ”することもやっている。