1911 | Poisson d'avril ~毎日が四月バカ~

Poisson d'avril ~毎日が四月バカ~

Some people feel the rain. Others just get wet.


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…20世紀初頭。イギリス・フランス・ロシア・ドイツ・日本などの列強諸国に侵食され、衰退の一途をたどる清王朝では、孫文率いる「中国同盟会」をはじめ、多くの革命組織が各地で結社されていた。そして、1911年10月10日。湖南省・武昌区で響いた革命の銃声は、いわゆる“辛亥革命”として時代を動かすこととなる。
 
 
ジャッキー・チェンの出演映画100本目としても話題となっているこの『1911』は、近代中国の出発点ともいえる1911年の【辛亥革命】からちょうど100年目の今年、公開された。
 
そのジャッキーが演じるのは、孫文の同志として戦地を統率した黄興(こうこう)。義に厚く実直な性格で若者たちからも慕われていた。革命後も袁世凱政権と対立し、孫文を助け続けた人物だ。
 
 
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【辛亥革命】…国を動かしたこの革命もまた、若者らの大きな犠牲がともなった。服のポケットに遺書を持ち歩きいつでも死を覚悟していた青年たち。家事を請け負い、戦いの前線で兵士の看護に当たる少女たち。“黄花崗七十二烈士”と呼ばれたこの青年らの悲劇の上に近代中国は誕生した。
 
 
さて。この『1911』を単なる映画として観るとどうだろう。
 
とにかく、最初から最後まで騒々しい。爆音・銃声、それとセリフが。内容は…実はあまり面白くはない。現代の日本人にとっては受け入れられづらいんじゃないだろうか。
 
ジャッキー・チェンの熱烈なファンならまだしも。…いや、逆にファンにとっては余計、少し物足りないかも知れない。ジャッキーの出番もアクションも少ないからだ(見応えある演技はあるが)。
 
僕は単純に思った。この映画は「中国の、中国による、中国のための映画だ」と。100年という節目にあっての製作なんだろうが、なんだかなぁ…な感じだ。
 
だけれどもひとつ加えるならば、本編ではほとんど触れられないが、この【辛亥革命】、日本も大きく関わっていたという事実だ。
 
ラストエンペラーと革命。やはり日本と中国とは似て非なる国であることがまざまざと解る。
 
 
現在公開中の『1911』は、そんな映画だ。