【Demon's Souls】のレビューです。

 

本作はPS5ローンチタイトルの一つで、PS3で発売された同名タイトルのフルリメイク作品。

 

重厚なダークファンタジーの世界観、プレイヤーを唸らせる高難易度、後のソウル系ゲームの礎を築いた3DアクションRPG。

 

PS5を買ったらこれを買うと決めてました。

 

 

【導入】

 

 

北の国ボーレタリアはソウルの業により、大きな繁栄を遂げた。

だが、それは長くは続かなかった。

 

ボーレタリア王は更なる力を求める余り、古い獣を目覚めさせ、色の無い濃霧と、デーモンたちが生じた。

色の無い濃霧はボーレタリアを覆い、デーモンたちは人々からソウルを奪った。
ボーレタリアは瞬く間に、ソウルに飢えた亡者だけが彷徨う亡国と成り果てた。

濃霧は、静かにボーレタリアから滲み出しつつあり、人々は、緩やかな滅びの予感に絶望していた。
やがて濃霧が、世界の全てを覆うだろう。

そんな中、最後の希望が
霧の裂け目からボーレタリアに入り込む……。

 

 

 

【美しく描かれたボーレタリアの世界】

 

 

PS5の性能をフルに生かしたグラフィックにより表現されたボーレタリア。

 

物の質感や光の当たり方一つとっても感嘆するしかない。

 

最新世代になると毎回思っていることだが正に実写みたいなグラフィック。

いや、これはもう現実より美しいと思う。

 

また、グラフィックが素晴らしいのは自然や建物だけではない。

 

物語序盤にプレイヤーが訪れることになる楔の神殿では様々な人々が出迎えてくれる。

彼らは様々な理由でこのボーレタリアを訪れ、そしてプレイヤーに力を貸してくれる。

 

ここのNPCが中々個性的で、無駄に表情豊かで台詞口調な所にちょっと笑ってしまった。

 

 

 

【歯応えのあるアクション】

 

本作の目玉である高難易度のアクション。

ゲーム流れは各ステージの探索を行い、最深部にいるボスの討伐を行えばクリアとなる。

 

 

ボスは勿論、道中の難易度も高く、幾度となくプレイヤーは命を落とすことになる。

それでも繰り返しプレイすることで困難に打ち勝つことができるだろう。

 

他にもレベル上げや装備の強化、他のプレイヤーとの協力などをしっかり行えばクリアできるようになっている。

 

 

【ロードの短さ】

 

PS5の売りであるロードの短さ、これがとにかく驚異的。

時間は数秒あるがロード画面はないので殆どストレスを感じなかった。

 

他のPS5のゲームでもこうなのかはわからないがとにかくすごい。

もうロード中のTIPSやミニゲームなんて無くなるんだろうな。

 

 

【悪かった点】

 

 ・昔気質なゲーム作り

 

ボスまで辿り着けたとしても、死んでしまえばまたステージの最初からやり直しになる。

道中が長く、ショートカットがステージによっては無い場合も多く、ボスへのリトライがかなり億劫。

 

その代わり、他のフロム作品に比べてボスの難易度は控えめだったかな?

道中の攻略と合わせての難易度調整といった感じ。

 

ステージをダッシュで駆け抜けて、ボスまで到着とはならないので個人的には良い塩梅だったかなと。

 

 

・キャラメイク時の事故

 

キャラメイク時に誤ってタッチパッドを触ると全部ランダムに再生成されてしまうところ。

 

ただでさえ決定ボタンが×にされて慣れていないところにこの仕様。

流石にイラついてしまった。

 

確かに書いてあるが、一言ぐらい確認してくれても罰は当たらないと思うよ?

いや全部自分が悪いんだけども。

 

キャラメイク中の事故注意

 

 

【総評】

面白いアクションゲームをやりたきゃこれをやれ!!

「アクションRPGの金字塔」の名に恥じない名作!!!

 

PS3版のグラフィックと見比べてみたが技術の進化というものに唯々驚くばかり。

 

全てが最高峰であり、これが最新のゲーム体験なんだと感動を覚えました。

この作品の為にPS5を買っても損しないレベル。

 

PS5を買ったらまずはボーレタリアを救う戦いへ、是非。