【ASTRO's PLAYROOM】のレビューです。
本作はPlayStation 5本体にプリインストールされているローンチタイトルの一つ。
主にPlayStation 5用ワイヤレスコントローラーDualSenseの技術デモ作品。
とりあえず本体を購入したら最初にプレイする作品として文句ない完成度だった。
【本作の特徴】
本作はオーソドックスな3Dアクションゲーム。
このゲームの主人公「アストロ」
この小さくてかわいいやつを操作してPlayStationの歴史が詰まった4つのワールドを冒険しながらDualSenseの機能を体験できる。
アクションはスティックによる移動、ジャンプと長押しによるホバリング、攻撃、物を掴んで投げたり引っ張ったりといった基本的なものと、それらに加えてDualSenseの各機能をフルに生かしたものとで構成される。
DualSenseの基本的な機能は以下の5種類。
最初のチュートリアルシーンではこれらの機能を体験するところから始まるのだが、各機能の操作感が十二分に調整されており、操作しやすさを通り越して心地よさすら感じるほど。
特にアダプティブトリガーの押し込みと振動による触感の表現は思わず声が出てしまうほどだった。
ジェット噴射のリアルな振動
チャックを上げるだけでおもしろい
これらのリアルな表現は実際にプレイして確かめてほしい。
【数えきれない程の小ネタの数々】
冒険の舞台となるワールドはPS5内の部品の名称や役割に応じてコミカルに表現している。
冷却機能は熱いビーチを冷やすファンと氷
各ワールドがさらに4つのエリアに分かれており、各エリアにはアーティファクト(過去のゲーム機や周辺機器のコレクション)やPlayStationの歴史を現したパズルのピースなどの収集要素が散りばめられている。
過去のことを知っていれば懐かしい思い出が蘇り、知らなければ新たな発見にワクワクできる。
あの頃の思い出が蘇る
さらにエリアのあちこちでは、これまでPlayStationで登場したキャラに扮したアストロたちがプレイヤーを出迎えてくれる。
Horizon Zero DawnのアーロイやBloodborneの狩人などのPSタイトルからモンスターハンターやマインクラフトなどのサードパーティのタイトルからも多数出演している。
キャラに扮したアストロたち
他にもアイコンやちょっとした小物、トロフィーなどなど。
ありとあらゆるところに小ネタが仕込まれており、ファンならニヤつきが止まらないだろう。
あまりにも多すぎて気づかないことも
【悪かったところ】
・極一部のギミックの操作性
タッチパッドをスライドさせてボールを転がすギミックがあるのだか、これだけはいただけない。
挙動が不自然で思った通りに動かせないうえ、細い道を落ちないように進ませるステージ構成はイライラが半端なかった。
ここだけは明らかに調整ミスしてるとしか思えない。
逆にここ以外は欠点らしい欠点は見当たらなかった。
見ただけでゲンナリするステージ
【総評】