ヤマザキ・大きな生チョコサンド
☆☆☆
ヤマザキの2009年、冬商戦のキャンペーン「「冬の大きなおいしさ」シリーズである。
一応は「ココア風味のソフトなパンに生チョコレートクリームをサンドしました。」との説明書きはしてあるが、もうそんなのはこの商品の本質に何ら迫ることができない、飾りみたいなもんです。エライ人にはわからんのですよ、という感じか。
とにかく、大きい、ということがこの商品の本質である。
袋の大きさを測定してみたのだが、長辺が22cm、短辺が19.5cmである。手元にある、標準的なサイズと思われる敷島のミルクチョコクリームパンの袋が長辺22cm、短辺14.5cmであるから面積にして1.34倍である。これでは、よくわからないであろうから、砂糖の量、つまり炭水化物量で考えれば、実に1.44倍にもなっている。いや、余計わからんか...
まあ、とにかくでかいパンなのである。
問題のパンであるが、ココア風味ということであるが、これは言い過ぎであろう。単に黒褐色をしていて、若干香ばしさがあるという程度か。おそらく、それを補うために表面にうっすらとカラメルか何かでコーティングして、さらに香ばしさを演出していると思われる。
また、中の生チョコも、量がそれほど多くないために、本当に生なのかどうかは確信を持つことはできない。
つまり、大したパンではないことは事実である。
しかし、なぜか食べているときに、それほどの不愉快感はない。むしろプラス評価を与えてしまいそうになるのである。
ここがヤマザキのうまいところであろう。
おそらく、これはパンの厚さにあると踏んでいる。三枚目の断面の画像をご覧いただけるとわかると思うのだが、このパン、思いの外「厚みがない」のである。
これだけ大きいと、パンのボソボソ感に辟易してしまうものだが、このパンはどこの厚さを見ても、ほぼ均等な厚さであり、まるでハンバーガーのように一口でかぶりつけるのである。
したがって、最初から最後までチョコレートとパンのハーモニーを楽しむことができ、何もおいしくないパンだけをモソモソと食う、という悲惨な状況にならないようにできているのである。
その食感は、ある種の洋菓子を食べているような感じでもある。
ハッキリ言って、大したパンではないのだが、その工夫に妙に感心したので、標準的で及第点を得ることができるパンと考え、☆3つの評価をさせていただいた。
ただし、リピーターに恵まれるかどうかは、甚だ疑問である。


