いほは

やよさんと

なんと

18年程お付き合いしています。

過去のクリスマスの思い出話です。

2008年12月24日クリスマスイブ

 やよさんとイタリア料理をいただきました。

素材の持ち味がふんだんに盛り込まれた

とても美味しい料理ばかりが並んでました。



イブの夜はとても楽しかったです。

クリスマスプレゼントは任天堂wiiのソフト

ドラゴンクエストソードを貰いました。



交換として指輪とネックレスをあげました。



イブもよかったのですが、

その前に行った大阪のルミナリエもどきがとても興味深かったです。



ちらほらとイルミネーションを施したところが

各所に点在し、なんじゃこりゃ!って感じの状況でしたが

望みを捨てずに大阪の運河(?)を

なんと船に乗りながら、イルミネーションが見れるという

ものに予約しました。



お値段なんと!1500円!

安いのか高いのかわからなかったのですが、

とりあえず、1時間待ちをカフェ(?)で

コーンポタージュを飲んで待ちました。

ちなみにやよさんはコーヒーを飲んでおりました。



1時間経過するとなんと行列ができてるではないですか?!



すっすごい!こっこんなにいいものなのか!と

踊る期待感を抑えつつ、いざ、船へ・・・。



いほ「寒いなぁ。船には暖房あるんかなぁ?」

やよさん「あるやろ?あれやで?こんだけ並んでるんやからあのきれいな船やで??」

しばらくすると・・・。



ポポポッとイカ釣り漁船のような明かりを灯した船が一艘こちらにやってきました。



いほ「あれ?暖房あるん?」

やよさん「あれじゃないはず。あれは違う人のやつやから安心していいよ。」



しばらくすると・・・。



係りの人が大声で

「順番にお乗り下さい!あわてないでゆっくりとお願いします!」



いほ「まじか?暖房ないですやん・・・。あの船に暖房あるのか?」

やよさん「・・・・。これちゃう?」というと僕に見せたのは薄い毛布のような

足かけでした。




船が出始めました。

向かいに座ったややぎこちないアベック(昭和風な表現で)

女性「あたしらだけちゃう!船で肉マンたべてるの?」

男性「そっ!っそうですね?本当に。」



男性は始めてのデートなのか?やや緊張した面持ちで

女性をエスコートしてました。



男性は怪しげな関西弁を連発しながら

場の空気を盛り上げようと必死でした。



男性:「さっ寒いでんなぁ!ほんまにこんだけ寒いと・・・・(聞こえなくなった。なんかおもろいこといおうと

してたみたいです。」



女性:あいそわらいしながら「そっそうやね!寒いね」



というとちらりっと僕の方に視線がきました。



(た・す・け・て・・・。)彼女の目は間違いなくそう言っていました。



どんだけおもろないネタをいうたんやろ?そう思いつつ



また、視線は夕闇の中のイルミネーションへ・・・・。



やよさん:「1500円払ったんやからな!すごいで!」

いほ:「うん。せやな。やよさん1500円払って乗ったんやからな。期待していいで。」



しばらくすると・・・。



近くに座っていた親子ずれのお子さんが

「寒い・・・。」と父親につぶやきました。



父「寒いけど、きれいやろ?」

涙が出そうになるくらいの会話でした。



そう、僕らも本当は大声で言いたかったのです。



(寒いんじゃい!どこが大阪のイルミネーションじゃい!)と・・・。



前を見るとさっきのアベックの男性が

必死で怪しげな関西弁で場を盛り上げようとKYな空気を充満させて語っています。

女性は必死で僕に助けを求める。



なんなんだ!このイカ釣り漁船は!



船の先頭にはカンガルーのイルミネーションが

かぼそく、灯っていました。



「僕を見て。。。僕がいるからみんな平気だよね・・・。寒くないよね・・・。」

そう、カンガルーも必死で叫んでいました。



さっきの親子連れのお子さんは

文字通りあいた口がふさがらず

口をポカーンッとあけていました。



最後の最後まである意味期待を裏切らなかった

イカ釣り漁船でした。



下りる時に僕はインフルエンザの予防接種をさきに受けた小学生のように大声で

感想を言いながら歩きました。



そこにはまだ、イカ釣り漁船の全貌を知らないプラスの期待感に包まれている

カップルや親子連れが多数、行列をなしていました。



いほ「いっいやぁ、あんなところで、あんなイベントしてくれるとはなっ!1500円では安いわ!」

やよさん「せっせやな。みんな待ってはるねんからどんなんやったかを大声でいうたあかん。」

いほ「せやっいうたあかん。



その後、行列をなして待っていた人々の様子がどうなったかは

読者のご想像にお任せします。
ここまで読んで頂いた方有難うございました。