私が初めて現場に出た時の話を本日はしたいと思います。

よければ前回までの記事をご覧ください!


私が初めて事件現場の清掃、自殺現場の清掃、孤独死現場の清掃、事故物件の清掃

人がお亡くなりになられた現場の清掃に出た

のは四年前。

一人のおばあちゃんからのお問い合わせでした。

『家の清掃をしてほしい』

その一言をお聞きし

私もすぐに現場に向かいました。

そしてご依頼人様のおばあちゃんに

詳しく事情を聞かせて頂きました。


ちなみに私が初めて現場に入ったのは

便利屋として現場に入らせて頂きました。

まだ専門として考えていなかった時代であり

そんな家の掃除を誰がやっているのかも

あまり知らなかったです。


事情を聞くと

息子様がここ最近ずっと家に引きこもって

仕事もせずに家でいるため、なにかあったのかはわかっていたが、なにも聞けず

一週間ほど日にちが経ち

虫〔ハエやウジ〕が大量発生している二階を

見てなにかおかしいと思い普段上がらない二階に上がられたそうです

その時に自殺しているのが発覚し

すぐに警察へ電話と葬儀屋さんの方へ連絡し

現場検証と遺体を持っていかれたのですが

まだニオイは当然残ったままでハエやウジもまだまだ発生していたそうです。

どうしたらいいのかわからなく、

『家のニオイ 清掃』とインターネットを使い検索したところ私の所属している便利屋が出てきたそうです。



そして私も『いざ!仕事!』と思い

現場に向かったわけです。

そこで私が目にした光景は



この世のものではないニオイと

無数に発生したハエやウジ虫。

想像を絶する家の姿に圧倒され

思わず、吐き気を起こし、外に出て嘔吐しました。

ご遺族でご依頼人であるおばあちゃんに

『申し訳ありません。』と申したところ

『申し訳ありません。』と返されるおばあちゃん。


その時の私はなにも気づきませんでした。


そうして私の今持っている技術で

挑戦し、初めての特殊清掃に挑みました。

ニオイは取れず、ハエやウジは殺虫剤で全て除去できたにもかかわらず、消臭はできません。申し訳ありません。とご依頼人のおばあちゃんにお伝えする結果となりました。


家に帰ってもニオイが取れず

いつまでたっても鼻を突き刺すようなニオイ

正直ご飯も一週間ほどろくに食べれませんでした。そのニオイに圧倒されて。


そうして二件目、三件目と

特殊清掃というものをやらせて頂き

こんなにも困っている人がいるのだなと

思いこの職業を専門にしようと心に決めました。


それが今の私の姿です。


のちに、A&Tコーポレーションの

事件現場清掃会社という企業を知り、

代表取締役である高江洲 敦さんの

コラムを読ませて頂きました。

高江洲さんも元々は違う業種をされていたそうで、数をこなしているうちに専門職に

されたそうです。

その高江洲さんのコラムでは

私なんかよりももっとわかりやすく

もっと読みやすいものになっております。



是非気になる方は

高江洲 敦さんの

『事件現場清掃人がいく。』

読んでみてください。

もっと事件現場の現状を知ることができます。


本日もありがとうございました。

私が事件現場清掃士として初めての話を

お聞きいただき誠に嬉しく思います。

まだまだアップしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


特殊清掃 遺品整理 LLC海栄

現場総責任者  藤本


LLC海栄HP→http://ihinseiri-kaiei.com