エムズトライのブログをご覧いただきありがとうございます。

代表の秦野です。

 

雨の少なかった梅雨が明け、気温が35℃を越えるような日が続いている愛知県です。

特殊清掃のお問合せが続いており、久しぶりのブログ更新となってしまいました。

長文ですが、是非お読み頂き、お身体に気を付けていただきたいと思います。

 

暑い日が続くと【熱中症】の危険性が高まります。

夜も気温が30℃を下らない場合、【睡眠時熱中症】の危険性が一気に高まります。

今回は【睡眠時熱中症】についてブログをまとめてみました。

 

はじめに

真夏の日本では、昼間の厳しい暑さに加え、熱帯夜も私たちの体を容赦なく蝕みます。

そんな中、近年注目されているのが 「睡眠時熱中症」

エアコンを切って寝ていたら朝体調が悪かった、夜中に汗だくで目が覚めた……

そんな経験はありませんか?

睡眠中は体の異変に気づきにくく、知らず知らずのうちに熱中症が進行している危険もあるのです。

この記事では、【睡眠時熱中症】の 症状・原因・対策 を解説します。

 

 

 

睡眠時熱中症とは?

【睡眠時熱中症】とは、就寝中に室温や湿度の上昇によって体温が過度に上昇し、水分や塩分のバランスが崩れてしまう状態を指します。

体が脱水状態になり、体温調節機能が働かなくなることで、軽症から重症までさまざまな健康リスクが生じます。

特に高齢者や乳幼児、一人暮らしの方は注意が必要です。

睡眠中は水分を補給することができず、長時間気づかないうちに体調が悪化してしまうケースもあります。

 

主な症状

睡眠中や起床時に以下のような症状が見られる場合は、睡眠時熱中症の可能性があります。

  • ・朝起きた時に 頭痛やめまい を感じる

  • ・異常な疲労感や倦怠感 がある

  • ・筋肉のこむら返り(足がつる)

  • ・寝汗が異常に多い

  • ・吐き気や食欲不振

  • ・口の渇きや皮膚の乾燥感

重症化すると、意識障害やけいれん、熱射病の危険性もあり、命に関わることもあるため注意が必要です。

 

原因

睡眠時熱中症の主な原因は以下の通りです。

1. 室温・湿度の高さ

  熱帯夜(最低気温が25℃以上)では、就寝中の室温が下がらず、

  湿度も高いままになることで、発汗しても体温がうまく下がらなくなります。

2. エアコンや扇風機を使わない

  「冷房は健康に悪い」「電気代が気になる」といった理由でエアコンを使わない

  方も多いですが、これは熱中症リスクを大きく高めます。

3. 寝る前の水分不足

  寝る前に十分な水分を取っていないと、発汗によって体内の水分と塩分が失わ

  れやすくなります。

4. 加齢や持病

  高齢者や糖尿病、高血圧などの持病を持つ方は、体温調節機能が低下している

  ことが多く、特に注意が必要です。

 

対策と予防法

1. エアコンを適切に使う

  夜間もエアコンを28℃前後の設定温度で使用しましょう。

  タイマーではなく、「一晩中つけっぱなし」が推奨されます。扇風機を併用

  すると空気の循環が良くなります。

2. 寝具の工夫

  通気性の良い寝具(麻・綿素材など)や、冷感シーツを活用すると体感温度

  を下げることができます。枕や敷きパッドに保冷剤を入れるのも効果的です。

3. 寝る前の水分補給

  コップ一杯(約200ml)の水または経口補水液を就寝前に摂取しましょう。

  夜間に目が覚めた際にも、軽く水分補給できるよう枕元に水を置いておくと

  安心です。

4. 室内の湿度をコントロール

  湿度が高いと発汗しても熱が逃げません。

  除湿機や除湿モード付きのエアコンを使って、湿度を60%以下に保ちましょう。

 

5. 生活習慣の見直し

日中に適度な運動をし、規則正しい生活を送ることで、睡眠の質が向上し、体温調節機能も安定します。

 

まとめ

睡眠時熱中症は、【見えないリスク】として、気づかないうちに私たちの体にダメージを与えています。

特に日本の蒸し暑い夏は、夜間でも熱中症対策が欠かせません。エアコンを使うことに罪悪感を持たず、むしろ健康のために活用することが大切です。

自分や家族の命を守るために、ぜひ今夜から対策を始めましょう。

 

▽ 参考資料

  • 環境省「熱中症予防情報サイト」

  • 日本救急医学会「熱中症予防のポイント」

  • 厚生労働省「健康のためのエアコン活用法

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