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プロローグ編解説
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今年度最大のグラミー賞も大詰め。
赤い絨毯の上を歩いて
プレゼンターがマイクに向かう。
「さあいよいよ今年度の
グラミー賞を発表します。」
何万人もの観客が見守る中、
プレゼンターは封筒をハサミでカットする。
正面の大きなスクリーンの中には
4分割に区別された画面。
画面にはノミネート者たちの様子が
カメラに映し出されている。
落ち着いて正面をみている者もいれば、
落ち着かずに隣に座る友人の手を
握りしめている女性歌手もいる。
目を瞑り発表の声を待つ者、
ただ正面の画面を見つめる者もいる。
封筒から紙を取り出すと
プレゼンターは言った。
「発表します。
今年度グラミー賞最優秀アルバム賞は・・・。」
もったいつけて言うプレゼンターの声の後ろで
ドラムの音とファンファーレが鳴り響く。
「イサム榊&リトルギヤングスターの
アルバム“ドリーミング”です。」
その声と同時に大歓声が起こり、
観客は立ち上がり拍手と声援を送る。
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浩詩 談
いつかはきっと、日本人のアーティストも
グラミー賞を獲る日がくるでしょう。![]()
そんな思いをこめて書きました。
やはり英語圏で英語を話せないのは
音楽をやるうえでも無理があるかもしれない。
流暢に話している人だって
その星を掴む者は ほんの一握りの人たちです。
アメリカ人からみれば中国人も韓国人も日本人も
同じ人に見えるのだそうです。
ジャッキー・チェンもチョウ・ユンファも
渡辺謙も同じ日本人に見えて
誰が中国人なのか分からないそうだ。
主人公の榊イサムは背も高く
肌の色も黒いので日系の黒人に見られたようです。
だけど人間の価値は肌や言葉ではない。
今をどう生きているかが問題なのだ。![]()
汗を流し精一杯今の人生をエンジョイする
その方がカッコイイ。![]()
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