第一話 ステージ(熱狂)3
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車に乗り込んだヒロシはまるで闘い終わった
ボクサーのように
目だけはギラギラしていた。
あまりの光景に
他のメンバーたちは
誰一人として
ヒロシに声を掛ける者はいなかった。
一方 残された観客の方は、
何度も聞こえる
終わりのアナウンスの声。
そのの中にいても
誰一人として帰ろうとはしなかった。
誰もが彼らが戻ってくることを信じていた。
観客は呆然として
今ここであったことが、
現実なのか幻だったのか分からない。
現実とも思えないほどの素晴らしい
ライブコンサートに深い感動をよんでいた。
夢のような夜の出来事に
それから一時間もの間、
灯りだけがボンヤリと点いていた。
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