指定国立大学法人問題第2弾:指定国立大学法人に選ばれたのは、東大、京大・・・、そして東北大
文部科学大臣は、国立大学法人評価委員会の意見を聴いた上で、平成29年6月30日に以下の3法人を指定国立大学法人として指定しました。
- 国立大学法人東北大学
- 国立大学法人東京大学
- 国立大学法人京都大学
おおむね、この前の記事予想が当ったようだ。
皆さんの反応をみると、東北大が選ばれたのは、不思議だそうだ。・・・が、不思議でもなんでもない。
前の記事に書いたように、ああいう理由で、選ばれるのは100%わかってた。
名古屋大、阪大、東京工大、一橋大学については、再検討・審査らしい。
このうち、東京工大、一橋大学については、たぶん採択は難しいというのは、かわらない。
名古屋大と阪大については、申請書類の出来次第だ。
これらの大学は、東大・京大に比べて、申請書類の書き方・プレゼンの方法が、いまいちなのだ。
採択された大学の理由をみてみるといい。一言でいえば「プレゼン命」だったと、いうことが、わかならければならない。
世界的競争で勝てる具体的なプランを、説得力を持って提示できれば採択されるはず。
それにしても、名古屋大と阪大・・・自分たちが思っているよりも他人の評価は厳しいのだということを、関係者はきづいたほうがいい。・・・まだ、お気づきでないならば。
ここでいう他人とは、役人や学者だけではなく、むしろ、世間一般の方々のことをいう。それぞれ、中部圏、関西圏でなら、正直、いばれるだろうが、全国区、とくに、東京での評価は、悪くは無いがすごくもない。特に、文系なら早慶のほうがいいと思ってる人がたくさんいる。
また、大阪大学の関係者は、名古屋大には、勝てるだろうと思ってるようだが、甘い。
大阪大学からは、ノーベル賞授賞者が1人もでていない。数年前に、免疫学分野で獲得できるチャンスがあったが、そこで、とれていればなあ・・・。一方、名古屋大学は、このところ、ノーベル賞学者をよく、輩出している。
大阪は、長年、元気がない。優秀な人材は、全部、東京あるいは海外に流出している。どの分野でもだ。
彼らが、わざわざ、東京にいかなくても、いいように、あるいは、「東京でも」仕事するが拠点は関西という社会環境をつくることが、重要かと。