官邸と霞ヶ関に媚を売る国賊学者集団とは:「高齢者」は65歳から75歳へ見直し提言
日本老年学会などは1月5日、心身の若返りを理由に、65歳以上とされている高齢者の定義を75歳以上に見直す提言を発表した。
しかし、その提言に関する科学的根拠は非常に脆弱である。彼らは、 お年寄りの心身の健康に関するさまざまなデータを解析した結果を示している(注:疫学的つっこみどころが多すぎて、話にならない)。
その結果、「身体の働きや知的能力は同一年齢で比べると年々高まる傾向にあり、現在の高齢者は10年前に比べ、5~10歳は若返っていると判断した。 」とある。
おいおい、正気か?
上記の彼らの表現は、まるで「夢の若返りも実現可能」とした、STAP細胞の小保方さんの言い分が実現したかのようだ。
是非、学会は、それを論文に書いて、海外の査読つき論文誌(1流どころ)に投稿してほしい。私も論文査読者を、いろいろ、やってるが、叩き落すレベルである。
今回の提言は、官邸と霞ヶ関に媚を売って、いい思いをしたい「似非学者集団」の提言と捕らえていい。
官邸と霞ヶ関(特に内閣府、財務省、厚生労働省)が、年金支給開始を、75歳から開始したいという結論ありきで、学会サイドの学者が、データをこねくりまわして(正直、悪質な不正である)、当該学会がプレスリリースしたものだ。
学会は、海外の査読つき論文誌(1流どころ)に受かってから、プレスリリースしなさい。いちおう、学者なんだろ?