ノーベル生理学・医学賞授賞者(2012)ジョン・ガードン先生の生物学成績表
2012年にノーベル生理学・医学賞を山中先生と共同授賞された英国のジョン・ガードン先生の「生物学の成績通知書」がノーベル財団から公開された。
非常に貴重な資料だ(上記掲載)。
Warmest congratulations to Medicine Laureate John Gurdon who turns 83 today! #NobelPrize
さて、どんな成績評価だったのだろうか?上記掲載資料の1部訳を下記に示す。
「(ガードン君は)科学者になりたいようだが馬鹿げている…。これ以上の学習は本人にも教師にも時間の無駄だ・・・」とまで、酷評されているではないか!
しかし、上記の成績通知書の10数年後にガードン先生は、ノーベル賞につながる研究を発表するのである。
その研究が無ければ山中先生のiPS細胞も無かったでしょう(と、山中先生のご本人談)。・・・だからこその共同授賞(今年の単独授賞とは違って)でもあったわけだが・・・。
山中先生も、大学時代(神戸大学医学部医学科)の成績を公開してくれたらなあ~と大いに期待する。シャレのわかる先生なので、きっと、やってくれるはず。
今の日本に、こういう研究者を育む心の余裕や寛容の心はあるのだろうか?
お金ならば、東京オリンピックなどなどに費して、権力者たちの懐に入る莫大な金があるようだけれども・・・。