Middle East respiratory syndrome (MERS) の治療法候補 | 医学ニュースの深層

Middle East respiratory syndrome (MERS) の治療法候補

Middle East respiratory syndrome(MERS)については連日、大きく報道されている。
治療法はない、致死率40%という数字が一人歩きしかかっている感があるが。

MERSはSARSと同じくRNAウイルスなので、C型肝炎治療でよく使われるインターフェロンとリバビリンのコンビネーションが有効なんだろうな…と思っていたら、トップ医学誌の1つであるThe Lancet掲載の総説でも、そう書かれていた。

しかも、なんと、MERSの方がSARSよりもインターフェロンの感受性感受性が高いとのこと。

では、やはり、インターフェロンとリバビリンのコンビネーション、あるいはインターフェロンとステロイドのコンビネーション<カナダのSARS患者集団で、かなり有効だった…トップ医学誌の1つであるJAMA(アメリカ医師会誌)>などが、かなり有効かもしれない。

ただし、MERSも、やはり糖尿病や腎疾患などなどの基礎疾患を持ってる患者の予後は悪い。
透析患者の場合、リバビリンは使えないから、インターフェロンとステロイドのコンビネーションになるか・・・。あと、ヒト型モノクローナル抗体が有効だろうと期待されているとのこと。

これらのクスリを、ぜひ韓国人で試してあげてください。
日本では、その結果を参考にさせていただきます。