何かと話題の京大入試
京大入試のカンニング事件は、実行者の「逮捕」でクライマックスのようだ。
早稲田大学には受かってるらしいが、早稲田大学は不正実行者の彼の合格をいまごろ取り消せるのだろうか?まあ、難しいだろうねえ。
たぶん、自主的な入学辞退を迫るのだろうな。
これからは、受験生全員の持ち物を徹底検査して、携帯を入室前に、「1時預かり」にするようになるのだろうか?今の制度下じゃ、それしか手はないけどな。
一方、大学も、きわめて杜撰な試験監督だな・・・と、私的には思うけどね。
やられた大学の試験監督者は、減給ものだな。
まっ、大学入試に限らず、国家1種試験や司法試験や医師国家試験でも、今回と似たようなことが、起こる(というか、すでに起こっている)と考えるのが自然なのかな?
そちらのほうが、本番の国家試験問題の1部事前漏れなど、ある意味、さらに酷い状況があるように思うが・・・(最近、慶応のロースクールの件が表面化したが・・・)。
それはそうと、入試問題や国家試験問題の印刷って、確か、刑務所でやってるとか(笑)、聞いたことがある。大昔、某国立大学(関西地方)の入試問題が、サッカーボールの中に入れられて、塀のむこうから、蹴りだされ、持ち出され、不正入試が行われたことがあるそうな。
まっ、こういうことがなされなくても、上記のように、(上記国家試験に多数の合格者を出す)大学学内の期末試験や授業なんかで数ヶ月以内に出された(話された)問題と同一の問題が本番の国家試験で出されることもあるし・・・。ああ、恐ろしいねえ「大人の試験」は(笑)。
まっ、不正受験生をこれでもかと言わんばかりに、第1級の猟奇殺人犯なみにたたきまくるだけではなく、この機会に、(欠陥の多い)日本の入試制度や教育・社会制度を再考する議論を行ってほしい。