ようやく・・・肝炎対策で初の協議会 11月にも基本指針策定へ | 医学ニュースの深層

ようやく・・・肝炎対策で初の協議会 11月にも基本指針策定へ

 今年1月施行の肝炎対策基本法に基づき、肝炎の総合対策の在り方を話し合う協議会の初会合が17日、厚生労働省で開かれた。協議会の意見を基に、厚労相が予防策充実や医療費助成拡充に向け、基本指針を11月中にもまとめることで合意した。

 協議会は、薬害C型肝炎や注射器使用によるB型肝炎訴訟の原告や遺族、医師ら20人で構成。秋までに5回程度の会合を予定している。

 協議に先立ち、原告団ら3団体が厚労省に要望書を提出。自治体への独自調査で、ウイルス検査の実施率が極めて低く、陽性と分かっても多くは治療につながっていないなどの問題があったとして、検査実施率に目標を設け、自治体ごとの対策取りまとめを義務付けるよう求めた。

 会合では、全都道府県が肝炎対策の協議会を設置したものの、うち28自治体では委員に患者や遺族代表が含まれていないとの調査結果を、厚労省が報告した。(共同通信)



コメント;


 自分の専門だから、気になるニュース。

まあ、肝炎の仕事で、私がどんなことやってきたか、どんな国際的かつ臨床的な業績があるか?なんかは、すぐでてくるよ、ネットで検索すれば。便利になったもんだねえ。もう14年ほど前のでも出てくるからな・・・。でも、初対面の人に対する自己紹介とかじゃ、話が長くなるので、この話はしないけど。


 さて、それだけ、息の長い・・・複雑な医療問題が、肝炎問題。

主に、薬害で語られる場面が多い。また、今でも、とにかく「ウイルスの消失」が最大の関心事である。


 ただ、日本人の患者さんの多くは、もう高齢期に入っており、ウイルスの消失もむろん重要だが、インターフェロンなどでウイルスを消せなくても、主に「肝臓がん」をいかに防ぐか、がんになっても、どのくらい抑えきるかが大きな問題である。


 私は、最近、難治性のHCV(C型肝炎)の消失率を大幅に上げ、もうすでにできあがっている「がんの芽」をも「つみとる」、かなり画期的と評価される薬を開発した。


 また、近いうちに書くことにするよ。