塩蔵食品でがんリスク高まる 「控えめに」厚労省研究班
塩漬けにした魚や干物、たらこなどの塩蔵食品をたくさん食べる人は、胃がんだけでなく、がん全体のリスクが高まるとの研究結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が4日、公表した。
津金部長は「胃がんが中心とみられるが、がん全体のリスクを左右するほど塩蔵食品の影響は大きいと考えられる。食べるのを控えれば、がんのリスクを下げることができる」と話している。
岩手、沖縄など8県の45~74歳の約8万人を平均約8年間、追跡調査。4476人ががんと診断され、2066人が脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患を発症した。食生活に関するアンケート結果から、塩蔵食品や、こうした食品を含む塩分すべての摂取量によって5グループに分け、病気との関係を分析した。
がんのリスクは、塩分摂取量による違いはほとんどなかったが、塩蔵魚や干物を最も多く食べるグループ(1日当たり61グラム)は最も少ないグループ(同0・8グラム)の1・11倍、魚卵では最多グループ(同7・3グラム)は最少グループ(同0グラム)の1・15倍だった。(共同)
コメント:
医学部での疫学の授業では、最初のほうで、日本で「脳卒中」が減少した理由として「冷蔵庫の普及」が最たるものの1つだと習う。冷蔵庫がないから塩蔵食品に頼る地域の住民では、特に「脳卒中」の罹患率・死亡率が高かったが、普及後、減少に転じたから。
まあ、癌も「生活習慣病」の1種だから、そういう結果になりそうなことは予想できるが、「塩分摂取量」ではなく「塩蔵食品」の量というのは、ちょっと?だ。
今や、塩蔵食品は、(あらゆる種類の)癌リスクを上げるということだが・・・。
「塩蔵食品」中に含まれる成分中で何が悪いのかが不明・・・塩ではないらしいからな(笑)。
「ガンガン」このようなものを食べなくてもいいが、絶対悪いとは言い切れない。
適度なら、ぜんぜん構わないと思うよ。