日本脳炎の追加接種見送り ワクチン足りず
日本脳炎の予防接種が「積極的勧奨とはしない」とされた期間中に対象年齢を迎え、未接種だった人への対応について、厚生労働省の小委員会(委員長・加藤達夫国立成育医療センター総長)は27日、ワクチンの供給量が十分ないため、追加接種を2010年度から始めるのは見送ることで合意した。積極的勧奨が再開される予定の幼児への接種状況やワクチンの供給量をみながら、追加接種の開始時期を検討する。 この日の会議で厚労省は、積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した人は10年度に4~12歳になる人で必要な接種回数は1560万回、4~7歳に絞っても817万回との試算を公表。これに対し、接種が望ましい夏までの時期に追加接種用として供給できるワクチンは約180万回分しかないと説明した。 会議では「幅広く接種すべきだ」「特定の年齢に接種すべきだ」などの意見があり、結論は出なかった。一方、10年度から主に3、4歳児を想定した幼児期の3回接種を「積極的に勧奨」とすることをあらためて確認した。(共同) コメント; 本当に必要なワクチン(日本脳炎など)は足りなくなり、どうでもいいワクチン(新型インフルワクチンの第1波用)は、捨てるくらい余るという現状・・・。 |